年を取ってから見えにくくなる原因の大半は「白内障」
それでは「見えない魔法」の正体とは何か。それは「白内障」です。年を取ってからの見えにくさの原因の大半は、白内障と考えられます。
白内障とは、目の中にある水晶体という組織が白っぽく濁ってしまう病気です。水晶体は、カメラでいうとレンズの働きを担っています。若い人の水晶体は無色透明で、光をよく通します。そのために視界が明るく、見たいものがクリアに見えます。
ところが年を取ると、この水晶体がだんだん濁ってきます。もちろん濁りの程度や進行の早さには個人差があるのですが、これは残念ながら、すべての人に起こる変化なのです。
カメラのレンズが濁っていたら、撮った写真はどうなるでしょうか。光がにじんだり、ぼんやりかすんだり、全体にもやがかかったように写ったりします(図表2)。
人間も同じで、ぼんやりかすんで見えたり、全体にもやがかかったように見えたりします。それが白内障の状態です。
ほかにも濁った組織に光が乱反射し、強い日差しや車のライトなどをひどくまぶしく感じたり、濁った水晶体は光を通しにくいため、暗い環境ではものが見えづらかったりといった症状も現れます。
さらに微妙な色の区別が付きにくくなる、ものの距離感が分かりづらくなるなども白内障の症状です。黒色と紺色の靴下の色を間違える、距離感を誤って人やものにぶつかりそうになるといったことも、判断力や認知力が落ちてしまったのか…とがっかりする人もいるかもしれませんが、実は白内障が原因という可能性も大いにあるのです。
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