我が子により良い将来を、と考えるあまり、進路や就職先に口を出してしまう保護者は少なくありません。しかし、その行動が我が子の成長を阻んでしまうのです。今回は、なぜ子どもに自己決定させるべきなのか、見ていきましょう。

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「甘えさせる」と「甘やかす」に、違いはあるのか

「甘えさせること」と「甘やかすこと」の違いをご存じでしょうか?

 

愛情をたっぷり注いで育てるというとよいことに思いますが、「これは子どもをわがままにさせてしまうのでは?」と甘えさせていいのか迷うことがあるかもしれません。今回は、甘えさせることと甘やかすことの違いを整理していきましょう。

 

◆「甘えさせる」とは?

 

「甘えさせる」というのは、たとえば子どもが「抱っこして~」と寄ってきたときに、「大好きよ」と抱っこしてあげることです。「ねえ、ママあのね」と話しかけてきたら、「なぁに?」と子どもの方を向いて話を聞いてあげることです。

 

親にたくさん甘えることができた子どもは、「甘えたいという気持ち」が満たされるので、スムーズに自立することができます。ところが、充分に甘えさせてもらえなかった子どもは、「甘えたいという気持ち」がいつまでも残ってしまうので、上手に自立することができないのです。

 

子どもは、忙しいときにかぎって、「ママ、ママ~」と甘えてきたりします。そんなときは、どんなに忙しくても、10秒でいいからしっかりと抱きしめてあげてください。1分でいいから、「なぁに?」と話を聞いてあげてください。それだけで、子どもは親の愛情を実感できるのです。

 

安心は心の安定につながりますし、それがやる気、頑張る気持ちにつながります。これが、「甘えさせる」ということです。

 

 

◆「甘やかす」とは?

 

たとえば、「ママ、抱っこして~」と甘えてきたとき、「アイスあげるから、食べててね」とか、「いま、忙しいからビデオみようね!」などと、対応することです。つまり、子どもの甘えたいという気持ちに「心」で応えず、「物」などを与えてしまうことです。

 

「心」が欲しい子に「物」を与えてしまうと、物だけでは満足できないのでわがままはエスカレートしていきます。「心」が欲しい子には、「物」ではなく愛情を与えなければならないのです。スーパーでお菓子を泣いてほしがる子には、「あれが食べたかったね。でも、今日は買う日じゃないから帰ろうね」と抱きしめて愛情を与えてください。

 

そして、子どもが落ち着いたら「がまんできたね」とほめて、心を育ててください。ねだられると、時間に関係なくジュースやお菓子を与える、欲しがるだけおもちゃを買い与える、見たがるテレビやゲームは見たいだけ見せるといった物を制限なく与えることを、「甘やかす」といいますので、区別しておきましょう。

 

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