ソリューションは「人の苦手な仕事」を減らすこと
従業員に満足度が高まる仕事をしてもらうには、そのための時間を捻出しなければなりません。それにはまずストレスの大きい仕事にかかっている時間を減らすことが肝要です。ストレスの大きい仕事とは言い換えると、本質的に「人の苦手な仕事」であり、具体的には次のようなものです。
①単調な繰り返し
②誰がやっても同じ結果
③長時間続く
④深夜や休日の労働
⑤待ち時間が多く、待っている間はほかのことができない
⑥定期的だが忘れてしまう
ここで覚えていただきたいのは、「人の苦手な業務」を減らせば中小企業経営者の課題解決につながるということです。
そのための手段として有効だと考えているのが、RPA(Robotic Process Automation)です。人が苦手とする業務をRPAに代行させることで、人は人にしかできない業務に専念することができ、結果として付加価値を生み出せるようになるのです。
RPAとは何か、中小企業に適した導入方法や選ぶべきツールについては次回以降に詳説します。
田牧 大祐
株式会社 ASAHI Accounting Robot研究所 CEO
佐々木 伸明
株式会社ASAHI Accounting Robot研究所 CTO
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