「気になる子ども」の共通項とは?
実習後の学生たちに「気になる子ども」の様子を自由記述で回答してもらいましたが、全体で265もの様子が記述されていました。それを内容面で精査・整理しました。いわゆる似たような内容をカテゴリー化するKJ(ケージェイ)法で分類したのです。
その結果、気になる様子として、「行動」(29%)、「集団活動」(13%)、「対人関係」(10%)、「言語」(27%)、「身体」(7%)、「生活」(6%)、「性格」(5%)の7領域、「その他」(3%)でした。これをまとめたのが[図表]です。
ここでの領域とは、まとめやすいように便宜上こちらが考えた領域です。こうして気になった様子を自由に記述してもらうと、発達障害の行動特性との類似点を考えることができました。幼稚園の先生方は、このような気になった行動が強くでて周囲を困らせ、指導の仕方やかかわり方がうまくできないと「気になる子ども」と認識してしまうものと思われます。
※本記事は連載『「気になる子ども」との向き合い方』を再構成したものです。
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