また「祭具・墓石費」は、二人以上世帯で年間3,968円。こちらも年々減少傾向で、2008年には4,821円、1998年は8,877円だったので、こちらも20年ほどの間に半減したことになります。
さらに都道府県別にみていきましょう。最も「信仰・祭祀費」の消費支出が多いのが「宮城県」で4万525円。「北海道」3万1,290円、「山梨県」2万4,721円、「大阪府」2万4,652円、「鹿児島県」2万3,779円と続きます。
次に「祭具・墓石費」の消費支出。最も多いのが「宮城県」で1万4,861円。「奈良県」1万937円、「大阪府」1万561円、「山形県」8,310円、「沖縄県」7,206円と続きます。
「信仰・祭祀費」の1位と47位には8倍、「祭具・墓石費」には30倍近い地域差が生じています。ただ家計調査は抽出する家庭によって振れ幅が大きく出る場合があるので、地域の事情を正確に記していない可能性があります。とはいえ、日本において、宗教に根付いた生活様式に大きな変化が生じているのは明らかのようです。
【関連記事】
税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】
恐ろしい…銀行が「100万円を定期預金しませんか」と言うワケ
親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】