子どもの成功のためには「IQ」を高めることが重要だとされてきましたが、実は「IQ・EQ・CQ」をまとめた「ICE」を、バランス良く育むことが重要です。株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が解説します。

「CQが高い人」が持つ特徴とは?

CQは、ハングリー精神につながります。CQの高い人は、知識欲が旺盛で、新しいことに対して開かれています。ルーティンにはすぐに飽きてしまう一方で、目新しいことにワクワクし、独自のアイデアが豊富で、慣習にとらわれない人も多い傾向があります。

 

CQはまだ、IQやEQほど研究がされていない新しい概念ですが、複雑な物事を管理する際に、2つの点で重要な役割を果たします。

 

第一に、CQの高い人は、概して曖昧さに対して寛容で、複雑な状況におけるニュアンスを汲み取る能力に長けています。

 

第二に、CQの高い人は教育や知識獲得に対する投資を惜しまない傾向があり、蓄積された知識と経験は、複雑な問題に対する簡潔な答えを導き出しやすくなります。

 

知能はもちろん重要ですが、ICEをバランスよく伸ばしていくことを意識することが大切です。

ICEをバランスよく伸ばしたい…EQを身に付けるには?

EQの基礎を身に付ける機会は、生後から両親の子育ての中で始まっています。EQの形成は、学童期(6~11才)を通じてずっと続きます。後年になって身につくEQは、その基礎上に積み重ねられていきます。

 

科学ジャーナリストのダニエル・ゴールマン氏は、著書で下記のようにEQを育てる教育法を要約しています。

 

1.家庭教育が重要である

2.早期教育が必要である

3.感情や感性を豊かにする教育が必要である

4.IQとEQは対立するものではない

 

ぜひとも親がお手本となり、子どものEQ能力を高めてあげましょう!

 

 

大坪 信之

株式会社コペル 代表取締役

 

 

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大坪 信之

幻冬舎メディアコンサルティング

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