子どもの成功のためには「IQ」を高めることが重要だとされてきましたが、実は「IQ・EQ・CQ」をまとめた「ICE」を、バランス良く育むことが重要です。株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が解説します。

なぜ、今「児童発達支援事業」が求められているのか…
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社会生活において、成功の鍵を握っているのは「ICE」

東大は、18年度入試から、理Ⅲで面接試験を採用しています。かつては事前に質問が決まっている面接試験を行っていたこともありましたが、自由面接にすることで、コミュニケーション能力の評価を目指しているのだとか。要するに、テスト勉強だけでは、人間関係構築力などを目指す「21世紀型スキル」は評価できないということです。

 

そのような状況のなか、CQ(curiosity/creativity quotient=好奇心または創造性指数)が注目を集めはじめています。

 

IQ(intelligence quotient=知能指数)とは、端的にいうと、情報処理の能力と答えに達するまでのスピードを示す、抽象的な数値です。もちろん、IQが日々の生活や仕事にとって、重要であることに違いはありません。特に複雑なタスクにおいては、高いIQが必要とされます。

 

しかし、社会生活において、成功の鍵を握っているのは、実はIQに加えてCQ(curiosity/creativity quotient=好奇心または創造性指数)や EQ(emotional quotient=感情指数/心の知能指数)、その3つのバランス「ICE」なのだと、ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの経営心理学の教授を務めるトマス・チャモロ=プレミュジック博士はいいます。

 

 

プレミュジック博士によると、IQは短期間に多くの情報を処理することを可能にし、EQは感情をコントロールすることができるようになり、CQは総合的な知識とリスクを恐れない冒険心をもたらすといいます。

 

CQは、総合的な知識と冒険心をもたらす(画像はイメージです/PIXTA)
CQは、総合的な知識と冒険心をもたらす(画像はイメージです/PIXTA)

 

IQだけでは、不確かで複雑な局面を乗り越え柔軟な対応をすることは難しいものの、それをEQとCQが補ってくれるのだそうです。

 

また、ICEのうち、どれかひとつが劣っている場合、ほかの部分でそれを埋め合わせることで、成功に近づくことが可能になるといいます。

 

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