
アパート経営のリスクや、成功するコツはどんなものなのか。一番内情に詳しい、新築アパートを売るアイケンジャパンの社員6人に、本音を語ってもらいました。参加社員は、既に自社のアパート経営を実践している「積極派」の3人と、自社のアパートを持っていない「慎重派」の3人。果たして積極派の社員は、慎重派の社員を説得できるのでしょうか。
対談参加社員のプロフィールはこちら
《積極派》
藤本氏(44):既婚、賃貸に居住 ・福岡、名古屋、埼玉にアパート3棟所有 ・家賃収入の手残りは年間500万円程度
購入理由:アイケンジャパンで勤務するうちに「アイケンジャパン」のアパート経営の魅力に気付いた
伊茂治氏(33):独身、賃貸に居住 ・広島、岡山にアパート2棟所有 ・家賃収入の手残りは年間400万円程度
購入理由:アイケンジャパンで勤務するうちに「アイケンジャパン」のアパート経営の魅力に気付いた
安岡氏(46):既婚、賃貸に居住 ・熊本にアパート1棟所有 ・家賃収入の手残りは年間150万円程度
購入理由:アイケンジャパンで勤務するうちに「アイケンジャパン」のアパート経営の魅力に気付いた
《慎重派》
工藤氏(42):既婚、賃貸に居住
未購入理由:奥さんがアパートより先に「マイホーム購入」を希望
三宿氏(45):独身、賃貸に居住
未購入理由:資産形成に興味がない
高山氏(43):既婚、持ち家に居住
未購入理由:以前アパート経営で大失敗
手強い「嫁ブロック」の攻略がアパート購入のカギ?
藤本:工藤さんに質問します。工藤さん自身は、新築アパートが欲しいと思ってるんですよね?
工藤:そうですね。すごく興味あります。
藤本:それは、どれくらい本気で思ってる?
高山:ぶっ込みますねぇ(笑)
藤本:いや、どれくらい本気なのかと。そりゃあ、奥さんは手強いかもしれないですけど(笑)
工藤:一言でいいますと、アパート経営より先にマイホームを買いたいという「嫁ブロック」に遭ってます。いや、ここで「奥さんが強過ぎる」とか言うのはあまりよくないな(笑)。正直なところは、やはり、億の借金を背負う不安みたいなものが、踏ん切りがつかない理由になっているのかな。
特に今は、新型コロナウィルスの感染が拡大していて、アパート経営は、短期的な視点ではなく、長期的に金額を回収していかないといけないですよね。
今、ライフスタイルもすごく変わっていっています。たとえば、自動運転が発達したり、在宅勤務が広がって、地方でも働けるようになってきたりで、もしかしたら今後は、駅前の立地じゃなくても良いんじゃないか。そう考えると、買った時点の土地の価値が、その先長期的に担保されるのかどうか。そういう不安も少なからずあるのかなと思います。
マイホームとアパート経営、どちらが先か
藤本:工藤さんはすごい不安を感じてるようですけど、伊茂治くんはどう思いますか?
伊茂治:正直、聞いていて、全然理屈が通っていないなと思いましたね。(一同笑)
ライフスタイルが変化していくであろうこの先の社会に不安を感じてるのに、家を買おうというのは、大変なことだと思いますよ。その社会の変化についていけないかもしれない自宅を買うぐらいなら、賃貸でいろんなところに移り住めるようにしながら、資金を生み出すものを先に持った方がいい。そこが生んでくれるもので賃料を払って、柔軟な生活をしながらアパート経営をした方が、リスクが少ないと思います。
また、1億円の借り入れをアパートでするのと、5000万円の住宅ローンを借りるのと、どっちがリスクが高いかは、工藤部長もお分りでしょう。工藤部長が分かっているのに、奥様に説明しきれないということは、奥様への「営業不足」ではないかなと。
藤本:安岡さんは、「アパート経営やるよ」と言った時、奥様はどうでしたか?
安岡:こう見えて私の方が奥さんより強いので、有無を言わさない……というのは冗談ですけど(笑)、ちゃんと理解してもらって。
アパート経営は「やりたい時」が「買い時」
安岡:男性は将来を見て、女性は目の先を見る生き物なので、意見は絶対平行線なんですよね。私も50歳を前に体力も落ちてきて、若い時と同じわけにはいかないというのが現実です。そこに直面して、子ども2人をどうやって育てていくのか。会社員としてのサラリーの他に資産を増やす方法として、何かできるのか、と考えたとき、自分の目の前でアパート経営をしているオーナーさんが、人生を余裕を持って謳歌していて、どんどん若返っているような現実を見せつけられたのが、自分がアパート経営を始めたきっかけです。
私のように一定の年齢がきて、体力の限界を感じた時に、気づくんじゃないかと思います。それがないのに、無理に買わなきゃいけないわけでもない。やりたい時が買い時じゃないかなと思います。
どの都府県でも「勝ちエリア」がある
伊茂治:アパート経営は「東京だから良い」「大阪だから良い」というものではないと思うんですね。各エリアで「ここだったら大丈夫」という強いポイントさえ押さえておけば、どこでもアパート経営は成功できると思います。
(伊茂治氏がアパートを持っている)岡山に来てもらったらわかるんですけど、商圏が非常に狭い一方で、逆にそこに人が集中していて、将来的にもそれは変わらないと思います。そういうコンパクトシティのなかでアパート経営を提供しているので、ここだったら将来人口が減っても大丈夫だろうなという自信があります。
あとは私が広島と岡山で物件を持っている理由としては、天災にも強いというのがありまして、そこもポイントかなと。
不動産投資は会社選びが重要!失敗すると…
高山:福岡に住んでたら、どこの物件を買えるんですか?
伊茂治:どこの物件でも買えますが、やっぱり住んでいるところに近い方が融資を受けやすいです。ただ、今お持ちのアパートを売るっていうことは、誰かにババをつかませるということ。不動産っていうのは、基本的にババ抜き合戦なので、中古市場という限られた物件の中で、いい物件を取って生き残るのは難しいですね。皆さん、「要らない」から売るので。
高山:アイケンジャパンの物件は中古で買えないんですか?
伊茂治:買えないでしょうね。中古では出ないですから。
藤本:新築買えばいいんじゃない?
高山:中古でも新築でも失敗してるからなぁ…。
伊茂治:不動産経営は会社選びが重要なので、選んだ会社が悪かったかもしれませんね。
高山:買った時は不動産に関係ないIT企業にいたからわからなかったので、それはそうかもしれません…。
藤本:知らないとなかなかわからないもんね。
工藤君は買わない理由を難しくいってたけど、彼なりの優しさからだよね。
まずはマイホームを買って奥さんの夢を叶えてあげて下さい。それからでもアパート購入は遅くないから。本人はアパート経営の良さを熟知しているので順番の問題だけかな。
安岡君は50歳を前にして、子供さんが2人共まだ小さいので将来不安があるのは良く分かりますねー。1棟では心もとないので5年以内に3棟まで増やしましょう。