「嘘だったの…」ドケチ親父死去。後妻の要求で知った衝撃金額

子どもを持つ人の再婚は注意が必要だ。というのは、入籍することによって再婚相手に相続権が発生し、もともと相続権を持つ子どもとの間でトラブルになる可能性があるからだ。レスラーさん(仮名)の相続も、再婚がトラブルにつながったケースの1つだ。レスラーさんは、60歳で小料理屋の女将さんと再婚。当初、再婚相手であるおかみさんは相続権を放棄していたが、レスラーさんの死後、自分が持つ相続権を主張し、子どもたちともめることになった。※毎年恒例、幻冬舎ゴールドオンラインの相続特集が開幕! 最新情報から大人気記事のピックアップまで、盛りだくさんでお届けします。

深夜に絶叫「開けろ、開けろ!」警察沙汰の理由は…

「そう。もうすぐ1歳。俺は酒浸りだからそう長くは生きられないだろうけど、こいつが成長していくのが楽しみでしょうがない。会社のことは息子(次男)に任せてある。今や孫が俺の生きがいだ」レスラーさんはそう言い、少し寂しそうな顔をした。

 

寂しそうな顔をしたのには理由がある。長男との仲がよくなかったせいで、そう頻繁に会うことができなかったのだ。長男の妻も酒癖の悪いレスラーさんを嫌っていた。

 

この頃になると、レスラーさんは外で飲み歩くのをやめ、家で晩酌するのが日課になっていた。しかし、酒癖の悪さは治っていない。

 

飲みながら気分がよくなると「ちょっと孫の顔でも見てくるか」と立ち上がる。歩いて数分のところに住んでいる長男の家に出かけ、孫の顔を見ようとするのだ。「迷惑だからやめてください」とレスラーさんの妻が止めるが、レスラーさんは聞かない。夜だろうがお構いなしだ。長男家のチャイムを鳴らし、「おい、俺だ。顔を見に来たぞ」と喚く。

 

もちろん、長男一家としては大迷惑だ。1歳未満の子どもは寝かしつけや夜泣きが大変だ。母親は体力的にも精神的にも疲弊している。せっかく寝た子どもを起こすわけにはいかない。

 

「飲んでますか?」長男の妻がドア越しに聞く。「ああ、飲んでるよ。早く開けろ」レスラーさんが返す。「じゃあ、ダメです。また今度にしてください」そう言って、長男の妻はレスラーさんを追い返す。レスラーさんが飲んでいるときはいっさい家に入れなかった。

 

しかし、それではレスラーさんの気持ちが収まらない。近所の目を考えることなく、開けろ、開けろと騒ぐ。そんなやりとりを何度かしているうちに、長男の妻はパトカーを呼んだ。年を取り、環境が変わっても、飲んでパトカーを呼ばれるという点ではレスラーさんは変わらなかったのである。

 

人は年をとると丸くなると言う。しかし、レスラーさんにそんな傾向は見られなかった。むしろ頑固さや意地っ張りの性格が強くなっているように見えた。

税理士法人アイエスティーパートナーズ 代表社員

東京・浅草生まれ。國學院大學経済学部卒業。日本大学大学院・慶應義塾大学大学院修了。又野税務会計事務所勤務を経て、1975年に独立、税理士髙野眞弓事務所を立ち上げ、多種多様な業種・業態の企業の顧問税理士を務める。事業規模拡大に伴い、2016年6月に税理士法人アイエスティーパートナーズを設立。
40年以上にわたり、「税務のアドバイザー」という枠を超えた公私のパートナーとして、多くの経営者の悩みを解決してきた。特に、骨肉の争いに発展しやすい相続税・贈与税等について、一家の思いに寄り添った提案を行い円満相続に導いている。

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髙野 眞弓

幻冬舎メディアコンサルティング

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