富裕層や芸能人を中心に最近注目を集めている「夫婦財産契約(婚前契約)」について、弁護士であり、プライベートバンカーライセンス(富裕層向けコンサルタント資格)を保有する岩崎総合法律事務所の岩崎隼人弁護士がQ&A形式で解説。今回は、夫婦財産契約の進め方など説明していきます。

 

「お互いを想い合った」様々な約束を盛り込める

Q.夫婦財産契約を締結したら安心していいのでしょうか?

まずは、無事に締結することができたら一安心です。

 

とはいえ、これは夫婦財産契約に限らずあらゆる契約にいえることですが、締結した契約書に期待通りの効果を求めるためには、契約書の内容を正しく理解し、契約書の内容に沿って運用しなければいけません。

 

この意味で、夫婦財産契約は現実的に実践できる運用かどうかも検討の上で作成する必要がありますし、契約締結後も契約書に沿って正しく運用しなければいけません。

 

運用が複雑、煩雑に感じる場合は、専属プライベートバンカーや弁護士、税理士などに協力を要請することも一考です。特に、自分が行っている運用が、夫婦財産契約の内容に沿うものかどうか疑問に思った際には都度確認できる体制があることが望ましいです。

 

■まとめ 

夫婦財産契約は、これから結婚される企業経営者・富裕層の方にとって、資産防衛の観点から必須の契約であるといえます。

 

また、夫婦財産契約には離婚後の取り決めだけでなく、婚姻中の生活や、一方が先立たれた場合のケアについてなど、お互いを想い合った様々な約束を盛り込むことが可能であり、安心して素敵な結婚生活を送るために重要な役割を果たします。ぜひとも作成をご検討ください。

 

 

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