日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回は、うれしい返礼品で話題の「ふるさと納税」に焦点をあてていきます。

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ただこれだけの寄付金を集めるのに、何もしなくてもいい、というわけではなく、返礼品の調達や送付、広報、事務など、費用がかさみます。実際に泉佐野市は131億円の経費をかけていますので、残った53億円が地域のために使えるということになります。

 

寄付金を多く集めた自治体は募集にも多くの費用をかけていて、トップ30の自治体の多くは、集めた寄付金の半額程度になります。そんななか、効率よく寄付金を集めているといえるのが、29位の「千葉県館山市」。約24億円の寄付金を集めましたが、かけた費用は約1.3億円で、費用負担は5.71%ほど。22億円が地域のために使える計算となります。

 

また「高知県奈半利町」や「長崎県佐々町」「佐賀県みやき町」「香川県宇多津町」「東京都利島村」の5自治体は、同報告書では募集に要した費用が寄付金額を上回るとされています。あくまでも報告書内の数値なので、実際にどうなのか、検証する必要はありますが、少々悲しい結果といえるでしょう。

 

 

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