「時計が読める」と「時間管理ができる」のは別のこと
◆7歳でも「時間の長さ」の感覚が曖昧
また、5~7歳の子を対象にした別の実験でも、おもしろいことが分かりました。
子どもたちに、「○○にかかる時間」を、短いものから長いものへと順番に並べてもらいました。
<例>
●まばたきの時間=非常に短い
●朝から夜までの時間=非常に長い
すると、順序自体は正しく並べられても、それぞれの行為がどれくらいの時間を要するのか(○秒なのか○時間なのか、など)までは理解していないことが分かりました。
◆リズムある生活習慣が時間感覚を育てる
時計の授業は小学1年生で始まり、2年生くらいで、ほぼ正確に読めるようになってきます。ただ、それで自動的に「8時だから急がなくては」と、思うようになってくれるわけではありません。
時間管理は、生活習慣を時計に当てはめ、ビジュアル化したものです。だから時計云々よりも、普段からの規則正しい生活リズムがものをいいます。習慣化が大切なのです。
先々、時計を見て行動できる子にするには、小さい頃からリズムある生活を心がけさせることが大切です。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。そういう基礎的な働きかけが、子どもの時間感覚を育てていきます。
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