日々発表される統計や調査の結果を読み解けば、経済、健康、教育など、さまざまな一面がみえてきます。今回、焦点をあてるのは「外食費」。ジャンルごとにみていくと、地域ごとに異なる、人々の行動がみえてきました。

よくお茶する人、よく飲みに行く人は…

「喫茶代」「飲酒代」をみていきます。

 

まず「喫茶代」が最も多いのが、「東京都区部」。コンビニくらいに、どこにでもコーヒーチェーン店がある環境を考えると、納得の結果ではないでしょうか。続いて「岐阜県岐阜市」「愛知県名古屋市」と続きます。名古屋といえば、モーニング。飲み物を頼むとトーストやゆで卵がついているサービスで、朝食はわざわざ喫茶店にでかける人も少なくありません。名古屋が上位というのもうなずけるでしょう。

 

出所:厚生労働省「家計調査」(2019年)
[図表9]県庁所在地別「外食費における喫茶代」トップ10 出所:厚生労働省「家計調査」(2019年)

 

「飲酒代」が最も多いのは、「高知県高知市」。「東京都区部」「熊本県熊本市」と続きます。高知県は「酒国・土佐」とよばれるほど、老若男女問わず酒好きが多いといわれている地域。地酒は淡麗辛口ですっきりしたのどごしで飲みやすいと評判です。飲食代が多くなるのも、納得です。

 

出所:厚生労働省「家計調査」(2019年)
[図表10]県庁所在地別「外食費における飲酒代」トップ10 出所:厚生労働省「家計調査」(2019年)

 

「外食費」と一括りにみていくと、「年収」と強い関係値しかみえてきませんが、ジャンルごとに支出額をみていくと、地域ごとの特性を知ることができます。

 

 

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