本記事では、歯並びや口角から「正しい噛み合わせ」を確認する方法を見ていきます。

「左右どちらかに偏って噛む」が誘因する恐ろしい病

食事の時は「テレビを観ながら」「スマートフォンをいじりながら」「本を読みながら」などの”ながら食い”をせず、きちんと正面を向き、姿勢を正して、口を閉じて食べ物を噛むように意識することが大切です。

 

もし、どうしてもテレビを観ながら食事をしたいというのでしたら、せめて正面を向いた姿勢で食べられるよう、テレビの位置を変えるなどの工夫をしてはいかがでしょうか。

 

また、家族で食事をする場合、座る位置はだいたい決まっているとも思いますが、座る位置によって顔を向ける位置のクセがつきやすいことを考えると、時々席替えをしてみるのも一考です。

 

左右どちらかに偏って噛むクセがあるという場合は、虫歯や歯周病などが原因で、そちら側の歯で食べ物をうまく噛めないということも考えられます。一度、歯科で検診を受け、虫歯などがあれば治療をしてください。

 

子どもの場合、片側の乳歯がぐらぐらしていて、反対側でしか噛めない状態が続くことで、片側で偏って噛むクセ(片咀嚼)になることもあります。この場合も乳歯を抜いた方が良いか、一度歯科で検診を受けてください。

 

噛み合わせは、意識して合わせるようにしているうちに少しずつ改善されていくことがあります。鏡を見ながら噛みグセをチェックすることも、意識の改善に役立ちます。

 

奥歯でものを噛んでいる状態で笑顔をつくり、上下の前歯の真ん中が一致しているかどうかをチェックするなど、マメに鏡を見て歯並びを確認することは、逆に身につけたい習慣です。

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宮島 悠旗

幻冬舎メディアコンサルティング

歯学博士であり、フリーランス矯正歯科専門医として活躍している宮島悠旗氏。両親ともに歯科医師という宮島氏にとって、口元のケアは当然のエチケットとして育てられてきたといいます。しかしながら世間を見渡せば、口元に気を…

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