ストレスは、健康・精神衛生上よくないものとして知られています。よって日ごろから、物事にあえて鈍感になる、「スルースキル」を高める必要があると言えます。株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏によると、高いスルースキルを持つ人には「ある共通点」があるのだと言います。一体、何なのでしょうか。

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「スルースキル」は、物事をスムーズに運ぶ

ストレスは、健康にも精神衛生上にもよくないことはご存じだと思います。

 

ストレスは、人にとっては不快であるため、ストレスを感じるような困難なことが起こったとき、人は全力で立ち向かおうとするものです。

 

でも、いつも真正面から受け止める必要はありません。ときには、理不尽で攻撃的な言葉や態度を無視したり、聞き流したりしたほうが、大きな論争を回避して、物事がうまく進むこともありますよね。

 

こうした判断を的確に行い、物事をスムーズに運ぶ能力を「スルースキル=鈍感力」と呼びます。

 

一般的に、子どもなど、社会経験の少ない人はスルースキルが低く、感情的になってしまうことが多いそうです。

 

子ども感情的になりやすい…(画像はイメージです/PIXTA)
子ども感情的になりやすい…(画像はイメージです/PIXTA)

 

ストレス社会で生き抜くには、嫌なこともぐっと我慢して、何事もなかったかのように「スルー」することも大切ですよね。

 

アメリカのロチェスター大学の教授、マイケル・メルニック氏らが行った研究によると、IQの高い人は物事への集中力が高いということが判明しました。

 

メルニック氏らは、被験者を対象に標準的なIQテストと視覚テストを実施しました。

 

視覚テストの内容は、パソコンのモニター上を左右に移動する黒と白の棒の動画を見てもらうという簡単なものです。

 

棒は小、中、大の3つの大きさで現れ、表示される場所も画面中央の限られた部分から画面全体とさまざまです。

 

被験者には、この棒が左右どちらに動いたかをできるだけ早く識別してもらい、研究者たちは識別するまでにかかった時間を計測しました。その結果、IQが高い人ほど棒の大きさや表示される画面の領域が小さいときに、棒の動きを識別することができたことがわかりました。

 

一方、棒の大きさが大きい場合では、IQの高い人ほど、反応が遅いという結果になりました。

 

これに対して、研究を行ったメルニック氏は、「過去の研究からも、IQの高い人ほど、大きな画像の検出が苦手だということが判明しています」と語ります。研究者らは、その理由について、ほとんどの状況においては、背景を抑制する働きは、視覚情報を処理するために、不可欠であるためとしています。

 

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