株売買には様々な手法があります。一度それをまとめて整理してみることによって、自分の資金量や適性、環境などに合った投資手法を見つけることが、株式投資で勝つためには必要です。そこで今回は、株売買の各種手法を「投資対象の性質」「投資対象の規模」「投資期間」「分析法」の4項目で分類・整理していきます。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

投資期間から考える「短期投資」と「長期投資」

買ってから売るまでの投資期間としては、短期投資長期投資という2種類の手法が考えられます。

 

ただし、これは便宜上大雑把にそう分けただけであり、例えば短期投資でも細かくいえば、数秒や数分などごく短時間で売買をおこなうスキャルピング、1日で売買を完結させるデイトレード、数日から数週間で売買をおこなっていくスイングトレード、などの手法があります。

 

そして長期投資といっても、半年から1年程度の場合もあれば、数年の場合も、永久保有を目指す場合もあります。

 

短期投資では早く利益を確定させることができる一方で、損失ももちろん早く確定してしまいます。

 

長期投資では売買回数が減るため、手数料を減らし、売却益にかかる税金の支払いも先延ばしにすることができます。また、成長株をうまく買えた場合は、その株の保有期間に応じて資産を増やし続けることができます。ただし、銘柄選択を間違えて長期投資をした場合は、たいしたリターンを得られないことになります。

「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」

投資する銘柄や投資するタイミングの分析法としては、ファンダメンタルズ分析テクニカル分析という手法があります。

 

ファンダメンタルズ分析は、決算書などの各種情報から、その企業の基本的価値を分析する手法です。「基本的価値に比べて株価が安い」などと考えられる状況は、投資のチャンスとなります。

 

一方のテクニカル分析は、チャート分析とも呼ばれ、株価チャートの動きを観察し、買いのタイミング・売りのタイミングを計る手法です。

 

そのビジネスを分析するのがファンダメンタルズ分析で、売買タイミングを分析するのがテクニカル分析だといえます。主に片方で分析をする投資家もいれば、両方を取り入れる投資家もいます。

 

■まとめ

自分に合った株売買手法を身につけよう

 

成長株投資と割安株投資、大型株投資と小型株投資、短期投資と長期投資、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析、といった手法が株売買にはあります。

 

そして人それぞれで資金量や適性、環境が違いますので、各手法の特徴を理解したうえで、より自分に合った手法を身につけていきましょう。

 

 

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