なぜ、今「児童発達支援事業」が求められているのか…
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「お手伝い」で子どものかんしゃくを解消できる!?
幼児期には、今、経験すべきことを環境の中から選ぶ感受性が非常に敏感になります。この特別の時期を発見したのは、ド・フリースという生物学者で、「敏感期」と名づけました。
人々は今まで、子どもが自分でやろうとしてかんしゃくを起こすのを見て困っていましたが、本当はたくさんのものを学んでいる大切な時期なのです。
この「敏感期」をあらかじめ理解し上手に導けば、お手伝いすることが好きになり、自分の存在を肯定的に捉え、思いやりの心を持ちつつ、たくましく生きていくために必要な力がしっかりと身に付いていきます。
その変化のプロセスは次のようなものです。
【より良い変化のプロセス】
1.自由選択
「やりたい!」と思ったことを自分の意思で始める。
2.挑戦
始めたことを何回も繰り返しながら集中する。
3.達成感・充実感
活動を達成し満足することによって、負のエネルギーが昇華。
4.やる気
もう一度、達成感を味わいたいと考えて再度挑戦する。
こうした、いわば「人間力」のベースが、お手伝いという日常生活の中で繰り返す活動を通じて幼少期から培われていくのです。
「言葉かけ」が子どもの行動に影響を与えてしまう
親は子どもを助けるつもりで使っている言葉が、実はマイナスの言葉であることが多くあります。
「早くしなさい」
「どうしてできないの」
「もっとかんばらなくてはだめよ」
などの言葉は、子どものやる気に水を差す、マイナス言葉です。知らず知らずのうちにマイナス言葉を繰り返しかけていると、子どもはやる気を失ってしまいます。
「子どもの能力を引き出す親」が使っている言葉
ところが、子どもの能力を上手に引き出すお母様は、自然に、これとは全く逆の言葉を子どもさんにかけています。
たとえば、
「すごいね」
「○ちゃんならきっとできるよ!」
「大丈夫よ。できるようになるよ」
といった言葉です。
大人でも、マイナスの言葉を繰り返し言われると、やる気を失くしてしまいます。
一方で、ほめられ、認められると、うれしくなってやる気が出ますよね。子どももまったく同じなのです。