本記事は、書籍『インフレ時代の投資入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

「真面目に働いていればいい」と笑ってはいられない

このように考えると、郵便局の定額貯金と、銀行の定期預金しかしたことがないという人でも、実は株式や債券の「投資」に深くからんでいることに気づかざるを得ないでしょう。「投資」などという危ないものとは無縁でいて、こつこつと真面目に働いていればいいと考えているあなたも、その給料の源泉となっているのは日本経済の力であり、日本の経済力が「投資」によって大きく左右されていることを知れば、労働がいちばんいいなどと笑ってはいられなくなるはずです。

 

「投資」について無知であり続けることは、自分の将来の年金や、あるいは現在の給料の金額について、他人任せにするのと同じことです。他人任せにしておいて文句だけを言うのは非常に楽なことですが、成熟した大人のやることではありません。

 

年金について不満を述べるのであれば、まず仕組みや運用について詳しくなる、消費税や所得税について要望があるのであれば、日本の経済や国の借金について勉強する、そして何よりもきちんと投票に行くことが必要です。

 

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本連載は、2014年7月29日刊行の書籍『インフレ時代の投資入門』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

インフレ時代の投資入門

インフレ時代の投資入門

杉浦 和也・前野 達志

幻冬舎メディアコンサルティング

仮に今、あなたに1000万円の預金があるとしましょう。安倍内閣が掲げるインフレ目標2%が今後毎年達成された場合、その預金の価値は毎年2%、つまり20万円ずつ目減りしていくことになります。預金の金利はもちろんつきますが、現…

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