コロナ禍による収入減などから、給与所得以外の手段による資産形成が重要視されるようになりました。しかし、数ある資産形成の手段のなかでも、海外資産への投資に対して「リスクが高い」と、心理的な抵抗を抱く人は少なくありません。インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 グローバル資産形成研究所は「海外投資は、リスクを低くする行動である」と述べています。今回は、資産形成において高リスクだと敬遠されがちな「為替」についての新しい考え方を見ていきます。


しかしながら、日本が先進国となり人件費が高くなり、人件費が圧倒的に安い新興国に追い上げられている現代には、昭和の時代のような考えはあてはまりません。先進国となった国が輸出していけるものは、為替のサポート(円安)があるから売れるモノやサービスではなく、為替水準に関係なく売れる独自性の高い高付加価値品です。

 

令和時代の私たちは、自国の通貨安に対するリスク・ヘッジを、国レベルではなく個人レベルで考えて、備える必要があります。それは、海外資産をしっかりと保有することであり、それを当たり前の状態にしておくことだと考えています。

 

今回は、為替リスクにより怖いと思われがちな海外資産への投資は、時代背景や生活全般を含めて考えると、むしろリスクを下げる行動となることを紹介しました。為替による海外資産の表面的な価格変動に一喜一憂するのではなく、広い視野を持つことが重要なのです。

 

今の時代にあった、自分達にとって本当に必要な資産を選択する目を持つことが、人生を豊かで幸せにする金融商品選びにおいて大切となります。人生100年時代、これからも人生と社会を豊かにするための、新しいお金との付き合い方を学んでいきましょう。

 

 

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※本記事は、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社のインベスコ グローバル資産形成研究所レポート「100年時代のお金について考える」Vol.9として公開されたものです。

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