本記事は、2016年1月29日刊行の書籍『「ワケあり物件」超高値売却法』(幻冬舎MC)から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

同じ築10年でも「こんなに違う…」大差のワケは?

2.設備の老朽化した物件

 

物件の築年数が経っているかどうかは、人でいえば年齢のようなものなので、ごまかすことはできません。物件広告を見ればすぐにわかります。しかし、物件広告だけではなかなかわからないのが、その物件の状態です。状態がよければ築年数が経っていても売れますし、逆に悪ければ築浅でも不人気物件となってしまいます。

 

実際に物件がどのような状態にあるのかは目で見てみれば一目瞭然です。同じ築10年といっても、状態がよいか悪いかで雲泥の差が出ます。会社で人を採用するときに、同じ年齢でも外見や経歴がまったく異なるのと一緒です。

 

物件の状態といって、すぐに思い浮かぶのは外観や内装です。外壁の塗装が剥げていたり、壁紙が煙草のヤニで汚れていたりするような家は、いかにも古そうな感じがしますし、目に見えない部分の経年劣化まで想像させてしまいます。

 

人間も、採用面接や商談に向かうときにはきれいに外見を整えていきますが、それと同じように不動産も、内覧の前には化粧(メイクアップ)をして、こざっぱりとした外観になるよう清掃する必要があります。お客様に自らを売り込むという意味では、どちらも同じことだからです。

 

もちろん、外見ばかりではなく、中身も重要です。すぐに目に見えるわけではありませんが、大切なポイントが水回りです。住宅において最も傷みやすく、劣化が激しいのが水回りの設備だからです。

次ページ使い込まれた水回りは想像以上にみすぼらしい

本連載は、2016年1月29日刊行の書籍『「ワケあり物件」超高値売却法』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

「ワケあり物件」超高値売却法

「ワケあり物件」超高値売却法

松本 俊人

幻冬舎メディアコンサルティング

「駅から遠い、築年数が古い、ごみ収集所が近くにある――そんな物件を持つオーナーは、高値売却の方法について頭を悩ませているのではないでしょうか。本書では、どんな「ワケあり物件」であっても優良物件に変える巧みな「演…

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