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人口減少が推測されている要注意のエリアは？
■西武池袋線沿線の将来人口
不動産投資において、人口は重要なファクタですが、西武池袋線沿線の今後は、どうなのでしょうか。
2015年～2040年の人口増加率を、0％以下（人口減少）は青系、～5％増加は緑、～10％は黄緑、～15％は黄、～20％は橙、～25％は濃橙、25％～が赤で示す500ｍメッシュ＊でみていくと、沿線は安定した人口増加を示す緑～黄緑が多く分布し、不動産投資の観点でも安心材料といえます。ただし沿線で「椎名町」～「東長崎」周辺は、人口減少を示す青系色。「石神井公園」の南側のエリアでも人口減少が予測されています。もともと賃貸物件が多いエリア。そこに人口減とマイナス要因が重なるので、今後の不動産投資では注意が必要な地域といえそうです（図表8）。
■まとめ
「池袋」を起点に埼玉方面へと延びる西武池袋線。東京メトロ有楽町線との直通運転で都心方面にダイレクトにアクセスできるほか、副都心線で新宿、渋谷、さらには横浜方面にもアクセスでき、さらに家賃水準もリーズナブルであることから、昨今、賃貸市場で人気が高まっている路線です。
沿線を通して賃貸物件が多く集中するエリアで、賃貸ニーズも高い路線であることがわかります。一方で、昨今、少子高齢化に伴う人口減で問題が顕在化している空き家も多いエリアです。空室を生まないよう、物件の競争力を見極める力が試されます。また物件数が多いにも関わらず、「東長崎」や「桜台」は中古マンションの取引件数が少ないエリア。賃貸経営が難しい結果である可能性もあるので、注意が必要です。
将来人口の予測では「椎名町」「東長崎」「石神井公園」周辺で人口減少の傾向にあるとされています。物件数も多いエリアだけに、沿線のなかでも厳しい経営環境になる可能性が高いといえそうです。
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