副業の解禁や新型コロナウイルスの流行などにより、複数の先から所得を得る重要性が注目されるなか、未だに「投資は胡散臭い、損をするもの=悪」という考えを持っている日本人は少なくありません。インベスコ・アセット・マネジメント株式会社 グローバル資産形成研究所は、「日本人は不労所得にネガティブなイメージを持っていることが多い」と述べています。今回は、日本人が見落としている「投資」の本質について解説します。

「投資」を通して社会を豊かにする意識を持つ

金融の投資であっても、その本質は、前述の「人」に対する投資と社会の豊かさの関係と同じです。金融の投資とは、投資する資産をお持ちの方が(親子で言えば親に当たります)、社会に成長をもたらし世の中を豊かにする人や活動(親子で言えば子に当たります)に、期待を込めてタネまきを行い(投資)、その成長を長期で見守っていくことです。そして、実際に成長があり社会が豊かになった一部分を、長期的に利益として受け取る活動が投資なのです。

 

仕事で働くことは、もちろん大事なことですが、それだけでなく、人や社会を応援し、社会全体を豊かで幸せにしていく活動にも、より多くの方が関心を持つのがより良い進んだ社会です。たとえば、選挙、ボランティア、金融の「投資」などがそれに当たります。「ボランティアは偽善行為である」とか、「投資は悪いもの」だという思い込みがあるならば、それを一度、外してみることは、私たち自身のためにも大切なことだと思います。

 

特に、すでに先進国である日本においては、私たち一人ひとりが「投資」を通して国内外の社会を豊かにしていくという意識を持ち、その社会的責任を果たしていくことが重要です。人生100年時代、投資の本質を理解し、人生と社会を豊かにするために、新しいお金の考え方を学んで行きましょう。

 

 

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※本記事は、インベスコ・アセット・マネジメント株式会社のインベスコ グローバル資産形成研究所レポート「100年時代のお金について考える」Vol.7として公開されたものです。

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