第1位は「大田区」で、四半期平均262件の取引きがありました。平米単価は2016年に68万8,714円、2020年第1四半期は76万5630円/㎡と、111%ほど値上りしています。期間中、2017年第4四半期に304件と、区部で最高を記録していましたが、2020年第1四半期は3割減となりました。
このコロナ禍によって、中古マンションの取引件数は全体的に落ち込んだものの、取引価格には大きな変化はありません。一方で、このコロナ禍で東京でも人口減を記録。専門家は、東京一極集中の是正、歴史的転換点と称してします。
「今後も東京での不動産投資は安泰」という声が多かったのは、人口減少期にある日本において、東京は安定的な人口増加を記録する、インパクトのある再開発が続く、などの理由からでした。
しかし人口増の流れが変わり、また想定通りに成長が描けなくなると、再開発のインパクトも小さくなるかもしれません。コロナ禍の影響がどれほどのものなのか。投資家は、いっそう多方面に気を配る必要に迫られそうです。
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