お金は大切で、よりよい人生を生きるための1つのツールといえる。しかし、令和の時代は、なんでもあり。ここでは、プロ奢ラレヤー氏の“奢られ”て食い扶持を稼ぐという「新しい生き方」を紹介する。誰しも真似できる生き方ではなく、賛否両論もあるかもしれない。しかし、彼の生き方を知っていることで、いつか人生に躓いたときに「なんとかなるか」と肩の力を抜いて前を向ける、かもしれない。本連載は、Twitterを介して他人に奢られて生きるプロ奢ラレヤー氏の著書『プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略』(祥伝社)から一部を抜粋した原稿です。

「結婚・子ども」をあきらめてみる

人生であきらめにくいハードル、3つ目は「結婚・子ども」です。

 

プロ奢ラレヤー著『プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略』(祥伝社)
プロ奢ラレヤー著『プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略』(祥伝社)

結婚したい人の中は、「一人でいるのが不安」とか「老後に面倒見てくれる子どもが欲しい」とか「社会的評価や他人からどう思われるか」とか「同期に『まだ結婚してないの?』といちいち言われるのが嫌だから」という人もいるみたいですけど、そんな動機で結婚したって、夫に先に逝(い)かれて子どもに独立されたら結局一人だし、子どもが老後の自分の面倒見てくれるとは限らないし、後ろ指さしてくる人とは距離を置けばいいだけなんですよね。自分が本気でしたいと思ってなければ、別に結婚する必要ってないんですよ。

 

 

だから親の期待とか、相手への気遣いとか、将来への不安とかは気にせずに、結婚・子どもをあきらめる選択肢だって普通にありなわけです。

 

とまあ、ここまで結婚や子育てを一方的に不必要なもののように言いましたが、それはあくまで1つの考え方です。

 

ちなみに、結婚も子育てもあきらめ方というのは0か100かだけではありません。自分の欲求が明確で固定費を圧縮したいと思うなら、0にしなくてもあきらめのバランスのとりようだってあります。

 

たとえば、入籍はするけど豪華な結婚式とドレスは避ければいい。子育てだって別に私立の学校に入れなくても子どもはまともに育つし、習いごとだってさせなくても自分で好きなものを見つけるかもしれない。本人が大学に行きたいなら奨学金制度もある。実際、フィリピンのスラムで子育てしている友人もいます。

 

結局、結婚でも子育てでもコストがかかる理由って、どこの式場を選ぶかとか、どこの学校に入れるかみたいな、見栄の部分が大きいのです。

 

でも実際は、結婚後の幸せは式場やドレスの豪華さとは比例しないし、いい学校に入っても落ちぶれる子もいれば底辺校に行ってもうまく世の中泳ぎ切るやつもいるわけで、関係ない。

 

だから自分にとって必要なものを認識して独自の計算式をあみ出せば、完全にあきらめる必要もないわけです。

 

 

 

プロ奢ラレヤー

プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略

プロ奢ラレヤーのあきらめ戦略

プロ奢ラレヤー

祥伝社

奢られ続けてフォロワー9万人超。ツイッター・noteで話題沸騰。しんどい生き方、もうやめませんか?絶対に働かない彼は、なぜ生活に困らないのか――。才能、スキル、何もいらない! ただ「あきらめる」だけ。どんな時代でも通…

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