本当は帰れるのにダラダラと会社に残る「残業泥棒」、決められたことしかできない「マニュアル人間」…。日本企業を見渡せばそこら中にいる「非生産的」なビジネスパーソン。彼らは今後世界から必要とされなくなります。本記事では、中国人キャリアウーマンの筆者が、会社にしがみつき続ける「雇われ人根性」から脱却し、自立した働き方をするための具体策を提案します。※本連載は『ながら起業 明日クビになっても大丈夫な働き方』(幻冬舎MC)から一部を抜粋し、改編したものです。

人間としての「自尊心」が失われかねない働き方

最近、日本の若者でGAFA(Google, Apple, Facebook, Amazonの頭文字を取った言葉)に転職する人が増えています。新卒で日本の大手企業に就職し、仕事に恵まれ、それなりにいい給料をもらっていても、将来性を感じないという理由で転職するのだそうです。そういう人たちはしがみつき社員になる前に抜け出せたのかもしれません。

 

もっとも、転職しなくても意識を変えるだけでしがみつき社員から脱することはできます。社内の規則や慣習を簡単に変えられないとしても、疑問を持ち続けることは大事です。百歩譲って、もし皆さんが今の会社で定年まで働き続けられるのなら、しがみつき社員のままでもいいかもしれませんが、それでは人間としての自尊心が失われかねません。

 

バブル崩壊後に証券会社や銀行が次々と倒産し再編が進んだように、どの業界も5年後、10年後に何が起きるのかは分かりません。私は、一人ひとりが自尊心を取り戻してほしいと思います。

 

いつの時代も生き残っていけるのは臨機応変に対応できる人です。そのためには思考停止に陥らず、会社に寄りかからずに生きていける能力を養っておく必要があると思います。もし皆さんがしがみつき社員になっているのなら、一刻も早くその状態から脱出するようにお勧めします。

 

 

小野 りつ子

インダストロン株式会社

コンサルタント

 

ながら起業 明日クビになっても大丈夫な働き方

ながら起業 明日クビになっても大丈夫な働き方

小野 りつ子

幻冬舎メディアコンサルティング

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