「パパ」「ママ」ではなく、夫婦が下の名前で呼び合うと…?

産後の夫婦関係はその先何十年を左右する。日本では「産後うつ」になる女性が30%を超えるが、男性のサポートが得られなかったことも大きな原因だろう。産婦人科院長を務める著者が、夫婦で仲良く過ごすための男性からの働きかけのヒントを伝授する。本連載は、東野産婦人科院長の東野純彦氏の著書『知っておくべき産後の妻のこと』(幻冬舎MC)から一部を抜粋した原稿です。

ビジョンに近づけるため「会議」を重ねる

東野純彦著『知っておくべき産後の妻のこと』(幻冬舎MC)
東野純彦著『知っておくべき産後の妻のこと』(幻冬舎MC)

これから先、30年、40年と、ともに家族を継続させていくためには、会社と同様に方針とビジョンが大切です。

 

「笑顔の絶えない家庭にしたい」

「なんでも相談し合える夫婦になりたい」

「子どもと楽しく遊べる親になりたい」

 

このように家族にも「理念」が必要なのです。共同経営者であるパートナーとこれからどんな人生を歩んで行きたいのか、ビジョンを語り合い「我が家の理念」をつくる時間を設けましょう。

 

そして、二人で掲げた理念を実現するためにはどんなアクションプランが必要なのか、達成に向けた戦略を立ててください。もちろん、理念を掲げて戦略を立てれば終わりではありません。時代背景や家族の状況によって、その都度見直す必要があります。

 

二人で決めたルールや行動規範も「なんだかうまくいかないな」「無理が生じてきたな」と思ったら、こまめに軌道修正をしていきましょう。できないことにフォーカスして、自分や相手を責めるよりも、「どうすれば家族が楽しく過ごせるか」を考えるために時間と労力を使うほうがずっと良いはずです。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
(※写真はイメージです/PIXTA)

 

そのために欠かせないのが「会議」です。つまり、再三語っている「夫婦間の話し合い」なのです。話し合いを重ねることで、お互いが「かけがえのない存在」となり、人生を併走してくれる居心地の良いパートナーになっていきます。

 

 

東野 純彦

東野産婦人科院長

東野産婦人科院長 

東野産婦人科院長
1983年久留米大学医学部卒業後、九州大学産婦人科教室入局。1990年国立福岡中央病院に勤務後、東野産婦人科副院長に就任。その後、麻酔科新生児科研修を行う。1995年同院長に就任。東野産婦人科では“女性の一生に寄り添う。これまでも、これからもずっと。"をテーマに、妊娠・出産・育児にかかわらず、思春期から熟年期、老年期まで女性の生涯にわたるトータルケアを目指す。お産については家庭出産と医療施設の安全管理の長所を活かした自然分娩を提唱。フリースタイル分娩、アクティブバースの推進など、母親の希望の出産に合わせてサポートしている。また、赤ちゃんとの関わり方が分からない父親のための「赤ちゃんサロン~パパ&ベビークラス」や、育児における父親の役割を学ぶための「父親教室」なども開催。子育てに取り組む夫婦にしっかり寄り添うクリニックとして定評がある。

著者紹介

連載「産後クライシス」…冷え切った夫婦仲を修復する処方箋

知っておくべき産後の妻のこと

知っておくべき産後の妻のこと

東野 純彦

幻冬舎MC

知らなかったではすまされない「産後クライシス」―― 産後の妻の変化、訪れる最大の離婚危機…… カギを握るのは夫の行動!? 女性の生涯に寄り添ってきた産婦人科医が伝授する夫婦円満の秘訣とは

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