眼科医「これだけは守ってほしい」白内障手術後のポイント2つ

白内障手術は極めて安全で精度の高い治療ですが、手術後の回復期間において、目の状態を良好なままキープするにはやはり注意が必要です。年間1500件の白内障手術を手掛けるスゴ腕ドクター佐藤香氏が解説する本連載。今回のテーマは「白内障手術後、最低限守るべき2つのポイント」です。※本記事は、アイケアクリニック院長の佐藤香氏の語り下ろしによるものです。

白内障手術後、良好な目をキープするには?

白内障は誰もがなる病気です。しかし心配はいりません。現代の白内障手術は非常に進歩していて、極めて安全かつスピーディな手術となりました。両目を同時に手術しても日帰りが可能です。

 

しかし、手術後、目の状態を良好に保つには、患者さん自身の生活の仕方が重要です。といっても、特に注意していただきたいのはたったの2点だけです。最低限これだけ守っていただければ、という事項ですので、これから手術を予定されている方やそのご家族の皆様には、しっかり読んでくださいね。

 

白内障手術後、目の状態を良好に保つための「最低限」のポイントは2つ
白内障手術後、目の状態を良好に保つための「最低限」のポイントは2つ

最低限守ってほしい、生活上のポイント2つ

1つ目は、「目薬」です。患者さんには、3種類の目薬をお渡ししています、手術前は3日程度、手術後はもう少し長めに使っていただくのですが、この目薬には手術後の感染症を予防する効果や、炎症を抑える効果があり、目を守るために大切です。使い忘れてしまうと、視力の回復に時間がかかることもあるため、必ず回数を守って使用してください。

 

また、術後は目を清潔な状態にキープしていただきたいので、目薬のほうも清潔に使う必要があります。そのための工夫としては、目に向ける先端部分に触らないことや、目薬は右目用、左目用とで別々に管理することなどがあげられます。

 

2つ目の注意点は、目を擦ったり触ったりしないということです。目の周りや手のひらなどの皮膚には、「常在菌(じょうざいきん)」と呼ばれる菌が存在します。そのため、目をゴシゴシと擦るとその菌が目の中に入ってしまい、悪さをすることがあるのです。よほど強くこすらない限り、そのようなことは起きませんが、もし菌が入ると視力が下がったり、目の中を綺麗に洗う手術が必要となったりすることもあります。そうなればもちろん術後の回復も遅れてしまいます。

 

もちろん、うっかり擦ってしまわないために、日中は保護メガネなどを使用してもらい、目の周りを守っていただきます。

 

注意点は以上です。現代の白内障手術は極めて安全な手術ですので、上記の2点に気を付けていただければ、手術後も安心して生活を送ることができます。

 

心配なく手術を受けていただき、良好な視界を手に入れて、快適な生活を送っていただければ幸いです。

 

【動画/白内障手術実績年間1,500件の眼科医が解説! 術後の生活、2つのポイント】

 

佐藤 香

アイケアクリニック 院長

アイケアクリニック銀座院 院長

 

アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長 

集中力を要する緻密な作業を得意とし、特に最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。
まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。
日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケアー「トータルアイケア」の提供を目指す。
現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌などさまざまなメディアに取り上げられている。

http://cataract.eye-care-clinic.jp/

著者紹介

連載「目の病気予防」から「目の美容」まで!スゴ腕ドクターが徹底解説

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