運動後に、自分の肩こりを自覚する人は少なくありません。しかし、熊本市民から愛される整形外科の院長、片岡泰文氏は書籍『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』(幻冬舎MC)にて、運動後に肩を揉んだり、叩いたりすることの危険性について言及しています。

 

例えば手足が切断されたり麻痺したりするような、一生治らない症状に対しては手厚く補償されるが、将来治る可能性がある、いわゆる、むち打ち系のように、あきらかに不可逆性のない障害に対しては補償はされない。

 

どんなに症状がひどくて日常生活に支障があったとしても、また、体調不良で仕事もできなくなり、家庭内でもおかしくなってしまったとしても、周りから見て、見た目が健康であれば、まともに補償をされることは難しい。患者は「こんなに悪いのだから」と、当然補償してもらえるものだと思っていても、保険会社からも知らんぷりされてしまうのだ。たとえ裁判になったとしても、誰も患者の症状を理解してくれず、被害者が望むような結果が得られることは難しい。これで家族と医者から見放されてしまうと、四面楚歌に陥るのだ。

 

 

※本記事は連載『治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題』を再構成したものです。

 

片岡 泰文

片岡整形外科院長

治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題

治療の痛みは喜びの涙 ある整形外科医の言いたい放題

片岡 泰文

幻冬舎メディアコンサルティング

痛みばともなわんと、治療じゃなか! ・肩こりが発症したときの鉄則は、決して「揉まない」「叩かない」。 ・骨粗しょう症には「カルシウムは取り過ぎるな」。 ・流行りの幅広靴は外反母趾の原因に。 熊本市民から愛さ…

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