新型コロナウイルスの感染拡大によって景気後退が叫ばれ、先行き不透明感が増すなか、日本経済はどうなるか、不動産はどう動くのかに注目が集まっている。本連載は、多くの現場に立ち会ってきた「不動産のプロ」である牧野知弘氏の著書『業界だけが知っている「家・土地」バブル崩壊』(祥伝社新書)より一部を抜粋し、不動産の現状と近未来を明らかにする。

賃貸住宅をライフステージに合わせて住み替え

不動産バブル崩壊で自らが買い求めたマンションの価値が下落していく中で、多額の住宅ローンの返済に苦しむよりも、おそらくバブル崩壊と同時にリーズナブルになると思われる賃貸住宅を自らのライフステージに合わせて住み替えていくという選択は、今後の生き方として一つの潮流になっていくのではないかと考えます。

 

さらに、地価が大きく下落した郊外部で、これまででは考えられなかったほどの広い敷地を買い求め、そこに自分たちの「想い」がたくさん詰まった、自分たちだけの田園住宅を建てる人が出てくることでしょう。平日は都心の賃貸マンションに住み、週末は郊外の田園住宅ですごす、こんな新しい生き方が意外と早い時期に日本でも実現できるようになってくる気がしています。

 

デベロッパーによるお仕着せのマンションや戸建て住宅ではなく、自分たちのライフスタイルを形にした住宅で、週末に友人を呼んでガーデンパーティーを開く、こんな夢のような生活が不動産バブル崩壊後の日本に登場するのです。

 

牧野 知弘
オラガ総研 代表取締役

業界だけが知っている「家・土地」バブル崩壊

業界だけが知っている「家・土地」バブル崩壊

牧野 知弘

祥伝社新書

不動産が高騰し続けている。 銀座の地価は1980年代のバブル期を上回り、三大都市圏と「札仙広福」(札幌・仙台・広島・福岡)の上昇が著しい。国内外の投資マネーの流入、外国人富裕層の購入を背景に、超大型ビルや再開発の計画…

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