居住地を探すとき、二者選択で悩むことがあります。急行停車駅にすべきか、それとも隣の各駅停車駅にすべきか……。都内にすべきか、それとも川を渡って隣の県にすべきか……。下町エリアか、山手エリアか……。今回は、居住地選びで悩みがちの、東京メトロ東西線「葛西」と「浦安」についてみていきましょう。

築浅の物件が豊富なのは、葛西か、浦安か?

居住地選びの最優先項目である家賃をみていきましょう。まず会社員の適正家賃は給与の手取り額の1/3といわれていますが、厚生労働省が発表している「賃金構造基本統計調査」から考えると、都内勤務の場合、20代後半は6.9万円、30代前半であれば8.5万円以内となります。

 

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駅から徒歩10分圏内の1Kの平均家賃は「葛西」6.57万円、「浦安」6.44万円、11分を超えると「葛西」5.88万円、「浦安」6.24万円(図表1)。駅から近いエリアでは、ほぼ同じ家賃水準ですが、駅から離れると差が開き、「浦安」のほうが家賃水準が高くなります。また両駅とも、20代でも検討できる家賃相場だといえるでしょう。

 

出所:公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合 会調べ(8月21日時点) ※単位は万円
[図表1]「葛西」と「浦安」の家賃相場 出所:公益社団法人全国宅地建物取引業協会連合
会調べ(8月21日時点)
※単位は万円

 

大手検索サイトで、駅徒歩10分圏内でどのような物件が見つかるのか調べてみましょう。「葛西」でさらに20代会社員の適正家賃内で絞っていくと、多くの単身者用物件見つかります。その5割が築30年以上、3割強が築20~30年、1割強が築10~20年。築10年以下の物件は、全体の2、3%です。この傾向は30代会社員の適正家賃まで条件を広げても同様です。

 

「浦安」でも20代会社員の適正家賃内に絞っても、多くの単身者用物件見つかります。その5割弱が築30年以上、4割弱が築20~30年、1割弱が築10~20年。築10年以下の物件は、全体の5%ほど。30代会社員の適正家賃まで条件を広げると、新築含む築5年以内の築浅の物件が、「葛西」の5倍以上。「浦安」のほうが街の歴史は古いですが、建て替え需要などもあり、新築物件の供給が多くなっていることが要因だと考えられます。

 

隣り合う「葛西」と「浦安」をみてきましたが、どちらの街も単身者からも人気が高く、甲乙つけがたい、というのが正直なところ。

 

街の雰囲気でいえば、環七が通る「葛西」のほうが開放感があり、旧市街地の「浦安」は、どこか下町のような空気が漂います。

 

交通の利便性でいえば、快速電車の停車する「浦安」に軍配があがるでしょう。買い物・生活環境でいえば、どちらの駅も買い物に便利で申し分ありません。「葛西」の南東エリアであれば大型のSCがあり、「浦安」とは違った日常が送れそうです。

 

実際の物件選びでいえば、「浦安」のほうが築浅の物件は豊富。築年数にこだわりが強い人であれば、「浦安」のほうが条件に合った物件が見つけやすいでしょう。

 

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