同居している、あるいは実家の近くに住んでいて親の面倒を見ている兄弟姉妹が、生前に財産を消費してしまっていることが原因で「争族」となってしまうケースは、非常に多くあります。このご家族の場合も裕福だった父親が億を超える預金を母親に遺しましたが、その母親が亡くなった後の二次相続でわかったのは銀行残高が数十万円にまで激減していたことでした…。 ※本記事は、一般社団法人相続終活専門協会代表理事・江幡吉昭氏の書籍 『プロが教える  相続でモメないための本』(アスコム)より一部を抜粋したものです。

事例からわかった「争族を避けるポイント」、3つ

まだ制度的には成熟しておりません。信託実務に精通した専門家が少ないこともデメリットではあります。逆に言えば、実務を任せられる専門家と信用できる家族さえいれば、かなり有効な手段であることは確かです。

 

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ただ、徐々に訴訟も起きていますので、せっかく家族信託を組成しても当初想定した結果にならないことも近い将来あるでしょう。家族信託を検討される際には、ぜひ信託実務の専門家に相談してください。


 

【争族を避けるポイント】

1.成年後見制度の活用を親が健康なうちに検討してみる

2.家族信託の実務を多数経験した専門家に相談してみる

3.親が元気なうちに遺言を作成してみる

 

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江幡 吉昭

一般社団法人相続終活専門協会 代表理事

 

プロが教える 相続でモメないための本

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江幡 吉昭

アスコム

「財産が少ない」「家族はみんな仲がいい」 実は、こんな人ほど相続争いの当事者になりやすい。3000件の相続を手がけたプロが教える、相続をスムーズに進めるためのノウハウが満載。相続初心者のための相続のイロハも併せて…

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