発達障害の子どもたちは、多くの才能を秘めている一方、苦手なことも多く存在します。それにより、生きづらさを感じている子供たちも少なくありませんが、取り組み方によって、克服できる可能でいがあります。今回は、子どもの「能力」を最大限に引き出す苦手克服術について解説します。

 

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EQは、『挫折回復力』とも訳されています。

 

人生は、決していいことばかりが続くわけではありません。ときに苦しく、耐えるに耐えられないような試練が訪れます。EQは、そんな逆境に耐える力を意味しているようです。

 

学生時代は一流大学に入り、勉強をしてトップクラスの成績を残してきたAさん。しかし就職してからは、学生時代の勉強のようにうまくいかない。

 

この事例を上げて、ゴールマン氏は、『IQは高かったが、EQが低かったため』に仕事がうまくいかなかった。と説明しています。

 

IQが全面的に役に立つのは、有名企業に就職するまで、社会に出てから活躍するのはEQが必要とのことです。

IQだけに偏った教育では、社会に出てから活躍できない

本当の早期教育とは、IQだけを追及し行うものではなく、EQに関しても同様に育てることをいいます。

 

IQだけに偏った早期教育をしてしまった結果が、上記の例のようになってしまったということなのです。EQの基礎を身に付ける機会は、生後から両親の子育ての中で始まっています。EQの形成は、学童期(6~11才)を通じてずっと続きます。後年になって身につくEQは、その基礎上に積み重ねられていきます。

 

ダニエル・ゴールマン氏は、著書で下記のようにEQを育てる教育法を要約しています。

 

1.家庭教育が重要である

2.早期教育が必要である

3.感情や感性を豊かにする教育が必要である

4.IQとEQは対立するものではない

 

ぜひとも親がお手本となり、子どものEQ能力を高めてあげましょう!

 

 

 

大坪 信之

株式会社コペル 代表取締役

「発達障害」という個性 AI時代に輝く──突出した才能をもつ子どもたち

「発達障害」という個性 AI時代に輝く──突出した才能をもつ子どもたち

大坪 信之

幻冬舎メディアコンサルティング

近年増加している「発達障害」の子どもたち。 2007年から2017年の10年の間に、7.87倍にまで増加しています。 メディアによって身近な言葉になりつつも、まだ深く理解を得られたとは言い難く、彼らを取り巻く環境も改善した…

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