近年、「副業」が世間の高い関心を集めている。不景気で実収入の減少に加え、増税も後押しし、ますます家計を圧迫する現状が続く。自身も多数の副業を手掛ける俣野成敏氏が、将来に不安を感じるすべてのサラリーマンに「副業」のメソッドを紹介する。本連載は俣野成敏著『サラリーマンを「副業」にしよう』(プレジデント社)から一部を抜粋した原稿です。

目指すはサラリーマンを「副業」に…

実のところ、副業という呼び名は、事業がまだ育っていないからサブ(副)と呼んでいるに過ぎません。“副業”という名のタネを蒔き、そこから芽が出て成長してくれば、「副業」というより「複業」という呼び方が相応しくなっていきます。本連載では、「2つ目、3つ目の本業をつくるための副業を始めよう」という趣旨で執筆しています。

 

俣野成敏著『サラリーマンを「副業」にしよう』(プレジデント社)
俣野成敏著『サラリーマンを「副業」にしよう』(プレジデント社)

こう書くと、「本業が2つも3つもって、どういうこと!?」「本業が2つも3つもあっ たら、カラダがいくつあっても足りないのでは?」…と疑問に思われた方もいたかもしれません。サラリーマンを副業にするためには、何をどうすればいいのでしょうか? オススメは、次の2つのステップをクリアすることです。これができれば、間違いなく「サラリーマンを副業にした」と言えるでしょう。

 

《サラリーマンを副業にする2つのステップ》

第1ステップ:副業の時給が、サラリーマンの時給を超える状態

第2ステップ:副業の収入が、サラリーマンの収入を超える状態

 

フルタイムで働いている方は、月間180時間前後を本業に充てていると思いますので、いきなり副業が本業の収入を上回るということはないでしょう。ですから、まずは時給で超えることを目指します。

 

サラリーマンの時給を超えることを一つの目標に、「どの副業を手がければいいか?」を検討します。本業を超える事業を始めようというのですから、慌てる必要はありません。「何をどう始めるか?」がもっとも大事なポイントです。

 

どの事業を選択するかによって、市場の可能性や、ライバルが誰になるのかが決まります。あなたが始める副業が、成功するかどうかの第1のカギを握るのが、「事業の選択」なのです。

 

俣野 成敏
ビジネス書著者
投資家
ビジネスオーナー

サラリーマンを「副業」にしよう

サラリーマンを「副業」にしよう

俣野 成敏

プレジデント社

「老後2000万円問題」「働き方改革」「残業規制」…等々。政府も会社も「自助努力でなんとか生きよ」と突き放す中、コロナ・ショックによる「リストラ」が、さらに追い討ちをかけています。一方で、自己責任の名のもとに「副業…

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