どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、東京メトロ半蔵門線と都営地下鉄大江戸線「清澄白河」。

 

交通面はどうでしょうか。東京メトロ半蔵門線利用で「大手町」8分、「永田町」17分、「渋谷」25分、都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」9分、「新宿西口」27分、「汐留」12分、「六本木」21分、「新宿」31分(所要時間は「清澄白河」を平日8時に出発した場合の目安)。地下鉄が2路線使えるうえ、都心へも10分ほどと、交通至便な立地です。また半蔵門線では7〜8時台に4〜5本の当駅始発電車があるのもポイントです。

 

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次に買い物環境を見ていきましょう。駅周辺にあるスーパーは「赤札堂」、「miniピアゴ」「アコレ」「プチ・マルシェ」「まいばすけっと」と、小規模なショップが中心。品揃えはそこまで期待できませんが、単身者の暮らしには十分といえるでしょう。また「オーケー」(駅徒歩9分)、「マルエツ」(駅徒歩11分)と、住宅街にもスーパーがあります。

 

飲食店はどうでしょうか。駅周辺には、ファストフードや牛丼店など、お馴染みの大手飲食チェーン店はほとんどありません。ラーメン店や軽食店など、地域密着の個店はありますが、数は多くありません。前出の通り、倉庫をリノベーションしたカフェなどは多いですが、お腹を満たすための店といったものではなく、外食派の人には少々物足りなく感じるでしょう。

 

江戸・深川の風情を残す「清澄白河」は、多くの空き倉庫が今どきのショップにリノベーションして生まれ変わったことで、感度の高い若者に注目される街になりました。地下鉄が2路線使えて都心からも近いという利便性から、近年、街の注目度とともに、地価上昇が話題になっています。

 

家賃相場も上昇傾向にありますが、会社員の適正家賃内の物件もまだまだ見つかります。大規模な買い物スポットや飲食店が少ないことがデメリットという声もありますが、単身者であれば不便に感じることはないでしょう。

 

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