誰もがなる「白内障」、お得に手術を受けるコツ【医師が解説】

白内障手術はきわめて安全かつ精度の高い治療です。また、適切な眼内レンズを選ぶことで近視や遠視、乱視、老眼までも改善できます。治療のタイミングは人それぞれですが、快適な目を手に入れるためにも、早期手術がおすすめです。とはいえ、手術費用にネックを感じる人も少なくないでしょう。お得に受ける方法はないのでしょうか。年間1500件の白内障手術を手掛けるスゴ腕ドクター佐藤香氏が解説する本連載。今回のテーマは「選定療養」です。※本記事は、アイケアクリニック院長の佐藤香氏の語り下ろしによるものです。

医療サービス「選定療養」を適用した白内障手術

医療サービスの一つ、「選定療養」をご存じでしょうか? なかなか聞きなれない言葉だと思いますが、これは保険診療と同時に受けられる保険外診療のことです。

 

たとえば、大学病院を受診するときに払う「初診料」だとか、入院するとき高いお部屋を選んだ場合に払う「差額ベッド代」だとか…。選定療養とは、こういったいわゆる特別なサービスのことです。

 

素晴らしいことに、眼科の領域においても2020年4月から選定療養を利用できる医療サービスが始まりました。それが「多焦点眼内レンズを使用した白内障手術」になります。

 

費用負担は軽いが…不便だった「単焦点眼内レンズ」

白内障とは、水晶体が濁ってしまい、見え方に影響が出る病気です。白内障手術ではその濁った水晶体を取り除いて眼内レンズを入れるという手術です。白内障手術については、すでにいくつかYoutubeに発信していますので、そちらを観ていただければと思います。

 

白内障手術でどのレンズを使うかによって、術後の見え方に違いが出ます。いままで、保険診療のなかで選択できるレンズは「単焦点眼内レンズ」だけでした。

 

単焦点…つまり、一箇所にしかピントを合わせられないということですね。これが何を意味するかというと、手術後、白内障による見え方の不具合を解消できても、「読書など手元を見るときはこのメガネを使って、パソコンをするときはあのメガネを使って、運転をするときはまた別のメガネを…」というように、至る場面で視力補正をする必要がある、ということです。

 

しかし、「多焦点眼内レンズ」を選択すればメガネは不要です。しかも、多焦点眼内レンズには様々な種類があるんです。たとえば、読書好きな方におすすめの「近くがしっかり見えるレンズ」や、スポーツをする方におすすめの「近くから遠くまで連続的に見えるレンズ」、夜間に運転する方におすすめの「まぶしさが軽減されたレンズ」などがあります。


それぞれの生活習慣や希望に合わせたものを選ぶことで、術後の生活の質がより高くなります。

 

アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長 

集中力を要する緻密な作業を得意とし、特に最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。
まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。
日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケアー「トータルアイケア」の提供を目指す。
現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌などさまざまなメディアに取り上げられている。

http://cataract.eye-care-clinic.jp/

著者紹介

連載「目の病気予防」から「目の美容」まで!スゴ腕ドクターが徹底解説

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