株式投資で利益を上げて資産を増やすには、儲かる銘柄を選ぶことが重要ですが、実行できていない人が多くいます。だからこそ、株式トレーダーの9割は負けてしまい、資産を減らすのです。本記事では、儲かる銘柄の選び方と、売買テクニックの基礎を紹介します。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

プロ志向「定点観測する」銘柄の選び方

ここで紹介する銘柄選びのアプローチは、初心者の選び方とはがらりと変わります。ベテランの好む方法で、特定の銘柄を定点観測するというものです。

 

ある程度経験を積んでくると、本記事の最初に紹介したように、どんな銘柄でも利益を上げるチャンスがあることに気付きます。そして、数十から数百の銘柄を調査し終えると、自分の好みもわかってくるようになります。ここまでくると、いちいち新しい銘柄を手間暇かけて調べるより、自分の好きな銘柄を儲けられるタイミングで売買するほうが簡単になるのです。

 

このため、ベテランは特定の銘柄を定点観測、つまり毎日株価とチャートをチェックし、ニュースやテクニカルなどで自分が儲けられると思うときにポジションを取るのです。このような考え方になると、個別銘柄の情報収集より、株式市場や世界経済の情報を調べることが多くなります。そして、つねに20~30銘柄を定点観測しておき、自分に合う銘柄を、自分が儲けられると思うタイミングで売買して、資産を増やしていきます。

 

経験を積むと必ずこの銘柄の選び方になるとは言いません。しかし初心者の方は、定点観測できる銘柄を見つけることを最初の目標として、銘柄選びの勉強をすると良いでしょう。

銘柄に合った「売買テクニック」を駆使しよう

ここまで2種類の銘柄の選び方を紹介しました。そして、すでに何度か触れていますが、実際に儲けるには、売買のテクニックが重要になります。あなたの選んだ銘柄が、どのような売買テクニックと相性が良いか、根気よく調査し、実際に利益を上げられるようにならなければ、せっかく見つけたお気に入りの銘柄も意味がありません。

 

売買テクニックを評価するとき、最も大事なことを2点紹介します。それは、エントリーとエグジットのポイントが、明確に判断できるということです。

 

当たり前だと思うかもしれませんが、意外とこの点を忘れて、テクニカルの勉強に夢中になっている人は多くいます。そして、そのテクニカルの解釈が複数ある時などは、エントリーのタイミングを逃したり、エグジットが遅れて利益を失ってしまうのです。どんな売買テクニックを使うにしても、必ずエントリーとエグジットがはっきり判断でき、実行できる自信のあるものを採用するように心がけてください。

 

■まとめ

儲けられる銘柄の選び方について紹介し、実際の売買テクニックの判断の仕方を解説しました。初心者でもベテランでも、銘柄選びと売買テクニックの相性が合えば、期待する利益を上げ続けることができるはずです。

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