「地雷原。不祥事だらけ…」株式市場、ITバブル崩壊の地獄絵図

大和証券、日興証券、野村證券を渡り歩いた原田茂行氏は、顧客資産1660万円を12億5000万円まで増やしたアナリストです。同氏は日ごろどのように「儲かる株」を見極めているのでしょうか? ※本連載では書籍『株オタクの現役IFAが指南!本当に儲かる「株」講座』(幻冬舎MC)より一部を抜粋。過去の波乱相場から学ぶ株式の正攻法や、投資に失敗する人の共通点、銘柄データのチェックポイントまで、「暴露話に近い」ノウハウを解説します。

「地雷である可能性は否めない」銘柄の特徴は…

■上場ゴール企業の共通項

 

要するにこの時期というのは、実体のよく分からない会社でも、インターネット関連事業ということで次々と上場することができた、上場基準の緩い時代でした。

 

そしてそんな時代背景を糧に、大きな儲けを出しているところがありました。未上場企業に対して投資を行い、上場までのサポートを行うベンチャーキャピタルです。彼らは上場を成し遂げると、保有していた株を売り、儲けを出すことで利益を得ています。

 

上場を支援するベンチャーキャピタルにとっては、まさに上場こそがゴール。上場直後にすべての株を手放したとしたら、その企業の経営が上場以降芳しくなかったとしても、彼らには関係ありません。

 

このような手法の繰り返しが、新興株バブルのIPOラッシュの最中で、活性化していたという背景があります。

 

「このIPOは、上場ゴール企業ではないだろうか」と疑問を抱いたら、筆頭株主を必ずチェックしましょう。ベンチャーキャピタルがいくつも入っていて株を大きく占有していたら、地雷銘柄である可能性は否めません。投資には慎重になるべきです。

 

先ほどの例のアスキーソリューションズのような最悪の道はたどらなくても、上場時をピークにどんどん株価が下がっていく銘柄かもしれません。とはいえ現在は上場審査が厳しくなっており、前述のとおりIPOの数も年々減少傾向です。実体が怪しい企業の上場というのは少なくなってきています。

IFA
自由が丘財産コンサルタンツ合同事務所代表
一般社団法人 シニアウェルスライフ協会代表理事 

青山学院大学経営学部卒業後、大和証券営業課長、日興証券、野村證券でのファイナンシャルアドバイザー経験を経て、2010年に独立しIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)となる。
日本証券アナリスト協会検定会員、国際公認投資アナリスト。

投資雑誌『株主手帳』毎月連載中。囲碁3段。

著者紹介

連載株オタクの現役IFAが指南!本当に儲かる「株」講座

株オタクの現役IFAが指南!本当に儲かる「株」講座

株オタクの現役IFAが指南!本当に儲かる「株」講座

原田 茂行

幻冬舎メディアコンサルティング

オタク的に株を愛する著者が導き出した「足で稼ぐ」投資とは――ヘタなテクニカル分析は時間とお金のムダ!? 「推し銘柄」は決算説明会や展示会でこそ出会える! 過去の波乱相場から学ぶ株式の正攻法や投資に失敗する人の共通…

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