朝起きたら目が真っ赤…「白目の出血」は眼科に行くべき?

突然、白目がべったりと赤くなってしまった経験はありませんか? 痛みやかゆみを伴うことがないため、ふと鏡を見たときや周囲の人々に指摘されて気がつき、「白目からたくさん出血してしまった!」と慌てて病院に駆け込む方が多くいます。年間1500件の白内障手術を手掛けるスゴ腕ドクター佐藤香氏が「結膜下出血」について解説。※本記事は、アイケアクリニック院長の佐藤香氏の語り下ろしによるものです。

起きてびっくり、白目がべったりと赤くなっていた…!

朝起きて鏡を見てみたら、目が真っ赤になっていたとか、周囲の人に「真っ赤だよ!」と言われて慌てて眼科を受診した…という経験をお持ちの方は、結構いるのではないでしょうか。怖い病気になってしまったのかなとか、何かの前兆なのかなと不安に感じる方が多いようです。

 

これは「結膜下出血(けつまくかしゅっけつ)」という病気です。「結膜」とは、白目を覆う透明な膜のことです。

 

結膜下出血ほどではなくとも、充血して目が赤くなることはよくありますよね。充血とは血管が膨らんだ状態です。白目はもともと血管が豊富な部分で、なおかつ結膜は透明なので、血管が膨らむと目立ちます。充血したときに目が赤く見えるのは、このためなんですよ。

一時的に「白目が真っ赤」になるだけの、怖くない病気

結膜下出血は、細い血管の一部が破れて出血している状態です。目にできるアザのようなものなので、特に悪い病気というわけではありません。ただ、白目…結膜は透明な組織なので、その下で出血すると隠しようがありません。真っ赤な様子が見て取れるので、どうしても驚いてしまうんですよね。外見の変化が派手なので、何か大きな病気なんじゃないかと心配する方が多いんです。


実際、病院で当直をしているときなど、「目からすごく出血しちゃった」といって救急車で運ばれてくる患者さんが多くいます。重い病気ではないのですが、やはり怖い思いをする病気の一つなんですね。

 

1~2週間で自然と治るが、自覚症状がある場合は要受診

原因ははっきりしていません。ただ朝起きたら真っ赤になっていたという方が多いので、やはり就寝中に自然と目をこすってしまい充血したということや、血圧の変動など、様々なことが考えられます。


目がゴロゴロするなどの違和感がある方もいらっしゃいますが、基本的には無症状です。白目が大げさなくらい真っ赤になるだけです。


治療法に関しても特段なにかを行ったりはせず、出血が自然と吸収されるのを待つのみです。だいたい1~2週間かかるので、結構長いあいだ真っ赤な状態が続いてしまいますが、徐々にきれいになっていきます。なので特に心配することはありません。

 


ただ、もし見えにくいだとか痛みを感じるだとか、目やにが出るなどの症状がある場合は、また別の病気につながっている心配があります。そのような場合は必ず眼科を受診してくださいね。
 

【動画/スゴ腕ドクターが解説! 朝起きたら目が真っ赤に!? 結膜下出血とは?】

 

佐藤 香
アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長

アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長 

集中力を要する緻密な作業を得意とし、特に最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。
まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。
日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケアー「トータルアイケア」の提供を目指す。
現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌などさまざまなメディアに取り上げられている。

http://cataract.eye-care-clinic.jp/

著者紹介

連載「目の病気予防」から「目の美容」まで!スゴ腕ドクターが徹底解説

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