無限の可能性を秘めている発達障害の子どもたちは、現代の学校教育の場では生きづらさを感じている場合があります。発達障害の個性が武器になるか、障害とされるかは、所属する社会環境に左右されるといえるのです。※当記事は、2018年12月4日刊行の書籍『「発達障害」という個性 AI時代に輝く――突出した才能をもつ子どもたち』から抜粋したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

苦手な分野を人並みに引き上げようと注力することが、いかに才能を潰す可能性をはらんでいるかを、よく示した寓話だといえるでしょう。さらに、イーロン・マスクが学校をつくったように、自分が必要だと思える教育を志して学校をつくる動きのことまで描かれています。

 

人と違う能力を持っている子どもを型にはめて均質化しようとする教育は、大量生産・大量消費で経済が回っていた時代なら、最適な方法だったのかもしれません。しかし、その教育は、子どもたちの突出した才能を潰してしまう危険を併せ持ったものでした。

 

これからの世の中では、すべての科目でまんべんなく平均点をクリアできることをよしとするのではなく、得意なことがずば抜けてできることをよしとする教育の形をつくっていかなければなりません。

 

 

なぜ、今「児童発達支援事業」が求められているのか…
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大坪 信之

株式会社コペル 代表取締役
 

本連載は、2018年12月4日刊行の書籍『「発達障害」という個性 AI時代に輝く――突出した才能をもつ子どもたち』から抜粋したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

「発達障害」という個性 AI時代に輝く──突出した才能をもつ子どもたち

「発達障害」という個性 AI時代に輝く──突出した才能をもつ子どもたち

大坪 信之

幻冬舎メディアコンサルティング

近年増加している「発達障害」の子どもたち。 2007年から2017年の10年の間に、7.87倍にまで増加しています。 メディアによって身近な言葉になりつつも、まだ深く理解を得られたとは言い難く、彼らを取り巻く環境も改善した…

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