人生100年時代…。社会現象となった「熟年離婚」は、生活や金銭のストレスだけでなく、寿命でさえも左右してしまいます。夫婦円満の秘訣を学び、熟年離婚の危機に備えましょう。今回は、性差医療専門医・清水一郎氏の著書『ストップthe熟年離婚』から一部を抜粋し、熟年離婚増加の理由と、人生100年時代における夫婦の役割分担の重要性について解説します。

社会人の学び直しの必要性はこれまでも提唱されてきたものです。しかし、十分に浸透してこなかった最大の障害は企業の姿勢かもしれません。

 

終身雇用や年功序列の社会風土だけが残り、仕事のキャリアアップを望んでも、キャリアチェンジを望まない土壌が存在していたからです。こうした雰囲気の職場で、仕事の忙しさのために、さらには家事・育児・介護の忙しさのために、学び直しの余裕などなかったのです。

 

しかし、政府の大号令の下、残業時間削減の動きが出始めています。大手企業でも副業を解禁するなどの変化の兆しが見え、確かに社会の潮流が変わろうとしています。長い100年人生に向けて、男女ともぜひ学び直し学習をしてください。単に目先の仕事だけが目的ではありません。生涯学習の意味でも、日々の生活に生きがいと幸せをもたらしてくれます

 

たとえば夫が学び直しのために、一旦離職して自宅からの学習になるなら、どうでしょうか、妻が仕事に出て稼ぎ頭になり、夫が家事・育児・介護を分担するなど、一度試すのもいいかもしれません。

 

そして、逆に妻が学び直しで自宅を空けるなら、今度は夫が少しでも妻の役割を受け持ってみてはどうでしょうか。ぜひ、奥様の学習チャンスを応援してください。

 

人生100年時代となり、現役で働く期間が延び、ひとつのスキルだけで一生稼げない状況となりました。夫婦が学び直しの学習を重ね複数のキャリアを実践することは、新たな夫婦協力関係を生み出します。たとえば夫が学び直しのために離職するなら、妻が仕事に出ましょう。妻は、仕事のためにも学び直しが必要です。自宅を空ける妻に代わって、夫は家事・育児・介護を積極的に担当していただきたいのです。

 

男性にとっての新たな経験は必ずやそれからの人生を前向きに幸せな気持ちにしてくれます。

 

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清水 一郎

おひさまクリニックセンター北 院長

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    清水 一郎

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