日本人男性の3割が発症するというAGA(男性型脱毛症)。今回取り上げるS・Sさん(仮名・40代・男性)もまた、薄毛に悩まされた患者の1人でした。そんなS・SさんはAGAをどのように克服したのでしょうか。この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

6年を経て、ついに…「私が初めてカツラを外した日」

2009年に初めて手術を経験したあと、1~2年ずつの間隔を置きながら、私はさらに4度の植毛手術を受けました。2回目の手術では約2000株、3回目・4回目の手術では約1500株、直近の2015年の手術では約1100株を植毛。クリニックでは今や、「ベテラン患者さん」などと呼ばれています。

 

今のところ最後となったのは2015年5月の手術。それを終えた後、私はとうとうカツラを外す覚悟をしました。カツラをつけながら植毛手術を続け、髪を増やしてきたおかげで、カツラを外しても違和感がないほどになったからです。カツラのときの髪型と、今のヘアスタイルは若干違いますが、それも髪型を変えたといった程度のもの。髪の豊かさは年相応だと感じています。だから私も思いきって、ついにカツラを取ることができたのです。

 

初めてカツラを外した日は本当に嬉しく、気持ち良かったですね。しかも何の不安もありませんでした。

 

私は、家族以外には植毛をした事実をほとんど告げていませんでした。でも、恐らくほとんどの人は、まさか私がカツラを使っていたとは気づいていないのではないでしょうか。植毛をしてカツラを外してからも、単に「ああ、髪型を変えたんだね」と思っている人が多いようです。

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この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

音田 正光

幻冬舎メディアコンサルティング

髪が抜けて少なくなる、頭頂部が薄くなる――これは男性にとって古今東西、永遠のテーマといえる苦しみであり、さらに昨今は女性にも薄毛の悩みを抱える人が増えています。 本書では、さまざまな治療法を試しては失望してきた…

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