日本人男性の3割が発症するというAGA(男性型脱毛症)。今回取り上げるS・Sさん(仮名・40代・男性)もまた、薄毛に悩まされた患者の1人でした。そんなS・SさんはAGAをどのように克服したのでしょうか。この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

「最終的にはカツラを外したい」強い願いの末…

それでも、もちろん「最終的にはカツラを外したい」という強い気持ちがありました。そこで私はカツラをつけ続けたまま、植毛手術を重ね、髪を増やしていくことにしたのです。

 

私が考える最終段階とは、額の生え際にもっと植毛をして、正面から見た場合の額のラインを下げること。そして頭頂部にもさらに植毛をして増やし、より密度を濃くすることでした。

 

また、私にはほかにも時間をかけて様子を見てみたいことがありました。それは2000株を増やした頭頂部が、たとえば1年後にどんな状態になっているか、ということでした。植毛を受けた直後はどんどん髪が生えてきて大きな満足感がありますが、1年後に髪の生え方に納得できなかったり、ヘアスタイルが気に入らなくなったりしたら困るからです。

 

そこで1年後に、自分でも納得のできる状態であったら、その後もカツラをつけながら植毛手術を続けていこうと考えたのです。

 

先生やクリニックのスタッフの方々は、そんな私の気持ちを尊重してくれました。それに予算の問題もあります。先生たちはそんないろいろなことを考慮し、一緒に様子を見ながら相談をさせてくださいました。

 

そして1年経った頃、私は植毛をした髪の毛がしっかりと生着して、ちゃんと生え、伸びていることを実感することができました。そんな納得感、安心感の下、私は予定通り、カツラをつけたまま、自毛植毛手術を重ねていくことにしたのです。

次ページ6年を経て、ついに…「私が初めてカツラを外した日」

この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

音田 正光

幻冬舎メディアコンサルティング

髪が抜けて少なくなる、頭頂部が薄くなる――これは男性にとって古今東西、永遠のテーマといえる苦しみであり、さらに昨今は女性にも薄毛の悩みを抱える人が増えています。 本書では、さまざまな治療法を試しては失望してきた…

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