日本人男性の3割が発症するというAGA(男性型脱毛症)。今回取り上げるS・Sさん(仮名・40代・男性)もまた、薄毛に悩まされた患者の1人でした。そんなS・SさんはAGAをどのように克服したのでしょうか。この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

自分の髪が生えた!でもまだカツラを外す勇気はなく…

「こんなにいいことだらけの手術なのであれば、思いきってやってみよう」そう考えて、私は手術へ踏み切りました。そして2009年、「MIRAI法(FUE法)」で、まず2000株の植毛手術を受けたのです。その結果は満足のいくものでした。最初に話に聞いていた通り、痛みもほとんどなく、傷跡が残る心配もありません。そして時間が経つうちに、移植した部分に髪が生えていくのを感じることができたからです。

 

クリニックでは手術前と後の「ビフォー・アフター写真」を撮っておいてくれました。それを私ももらって見ましたが、術前の髪の薄さと術後の髪の豊かさは明らかな違いでした。自分でも「こんなに薄かったんだ!」と今さらながら驚き、さらに「でも、こんなに増えたんだ!」とまた驚きと喜びを感じたものです。

 

こうして植毛手術により、私の髪は増えました。でも実は、私はまだカツラをかぶり続けていたのです。

 

私がそれまでつけていたカツラは全体にかなりボリュームのあるものでした。年齢からしても、髪が豊かすぎるほどたっぷりしたものだったかもしれません。そのため、植毛をしてかなり髪が増えたといっても、そのカツラほどのボリュームには至っていませんでした。だから、いきなりカツラを外したら、それまでカツラであったことも、それを外したことも、人にバレてしまいます。だから私はその時点では、まだカツラを取ることができなかったのです。

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    この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

    薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

    薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

    音田 正光

    幻冬舎メディアコンサルティング

    髪が抜けて少なくなる、頭頂部が薄くなる――これは男性にとって古今東西、永遠のテーマといえる苦しみであり、さらに昨今は女性にも薄毛の悩みを抱える人が増えています。 本書では、さまざまな治療法を試しては失望してきた…

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