日本人男性の3割が発症するというAGA(男性型脱毛症)。今回取り上げるM・Aさん(仮名32歳男性)もまた、薄毛に悩まされた患者の1人でした。そんなM・AさんはAGAをどのように克服したのでしょうか。この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

「これでだめなら、もうだめだ。」激痛植毛に挑戦も…

ちょうどその頃、ある芸能人の植毛疑惑が話題になっていました。「あの俳優はカツラだ」などという噂話はいつの時代にもありますが、そのときはとても人気のあるイケメン芸能人についての噂だったので、特に注目されていたのです。

 

私は、そのとき初めて「自毛植毛」という言葉を知りました。そして「自毛植毛とは何だろう?」と興味を持ったのです。インターネットでいろいろ調べてみると、自分の髪を移植するものであり、一度手術を受ければ、それからは自分自身の髪が生えてくるということがわかりました。これこそ、私が望んでいた通りの方法です。そう確信し、自毛植毛手術を行っているクリニックへ出かけてみました。

 

医師の診察とカウンセリングを受け、頭皮の状態をチェックしてもらい、どれくらい移植をすればいいかを話し合いました。そして植毛手術を受けることを決めたのです。人生で初めての手術ではありましたが、命にかかわることでもありません。それに、「もしも、これでだめなら、もうだめだろう」という覚悟と開き直りがありました。その一方で、「この方法なら、必ず生えてくるだろう」という確信もあったので、手術に踏み切れたのです。つまり、私にとっては自毛植毛が“最終案”だったわけです。

 

実は、私はこのときの最初の手術を手始めに計4回、手術を受けています。最初の手術は今から6年前、26歳のとき。「FUSS法」という手術でした。これは後頭部から髪の毛を皮膚ごと帯状に切り取り、それを細かく分けて移植するものです。その方法を使い、後頭部から切り取った1000株を、もともと毛がなかった額のM字の部分に移植してもらいました。

 

正直言って、この手術の痛みは強いものでした。あまりに痛くて、触ることもできないし、ほかのことを考えることもできないほど。それでも「これを我慢すれば、毛が生えてくるのならば……」と思い、痛み止めを飲んで、耐えました。

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この記事は、音田正光著『薄毛革命「自毛主義」のすすめ』より一部を抜粋・再編集したものです。

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

薄毛革命 「自毛主義」のすすめ

音田 正光

幻冬舎メディアコンサルティング

髪が抜けて少なくなる、頭頂部が薄くなる――これは男性にとって古今東西、永遠のテーマといえる苦しみであり、さらに昨今は女性にも薄毛の悩みを抱える人が増えています。 本書では、さまざまな治療法を試しては失望してきた…

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