怖い症状がテレワークで急増、身体に異変が…【医師が解説】

急速に拡大したテレワーク。オフィスとは異なり、自宅ではイスやテーブル、モニターなど労働に適したものがそろっているとは限りません。長時間働くうちに目の疲れや肩凝りなど様々な不調が現れます。テレワークは今後も続く見込みですから、「一時的な不調」と侮らず、きちんと予防することが大切です。年間1500件の白内障手術を手掛けるスゴ腕ドクターがテレワークで起きうる恐い症状とその予防法を解説。※本記事は、アイケアクリニック院長の佐藤香氏の語り下ろしによるものです。

長時間のテレワークが引き起こす「目」「身体」の異変

現在、ステイホームということで仕事のやり方や仕事に対する考え方が変化してきていると思います。この機会に在宅勤務・テレワークになった方も増えているのではないでしょうか。今後、アフターコロナの時代になってもテレワークというスタイルはある程度継続していくのではないかと思われます。

 

そこで、長時間のテレワークが続いた場合に出てくる症状についてお話ししたいと思います。もうすでに何らかの症状が出ているという方もいらっしゃるかもしれませんね。本記事では「目の症状」と「身体の症状」の2つに分けてご説明します。

 

ドライアイの悪化に伴う頭痛!?目の症状は身体にも影響

まず目の症状ですね。ずーっと画面を見ていると、どうしてもまばたきの回数が減ってしまうんです。するとやはり目が乾いてしまって、ゴロゴロしたり、重い感じがしたり、充血したりするなど、いわゆるドライアイというものが起きてしまいます。

 

また近くをずっと見続けることで目が緊張します。筋肉が固まってしまって老眼が悪化したという方もいらっしゃると思います。一時的にも視力が下がってしまったのではないかというふうに不安に思う方もいるでしょう。そういった症状が継続したり強くなってくると、まぶたがピクピク痙攣するという症状が起きてしまうこともあります。

 

次に体の症状についてお話します。ずーっと同じ姿勢で仕事をいていると、まずは肩こりが起こりますよね。あとは頭痛。頭痛がひどくなると吐き気も起きます。他にも腰痛を引き起こすことがあります。

 

ドライアイがひどくなるだけでも頭痛が起こってしまいます。さらにそこから症状が悪化すると、倦怠感、イライラ、不眠、気分の落ち込みなどの症状がでてしまうこともあります。

姿勢、モニター、空調…「目に優しい仕事環境」を整備

では、どうすればそういった症状を予防できるかをお話しします。まずは「モニターの見方」を工夫していただきたいと思います。オフィスですと、オフィス用の机があったり専用のイスがあったりなど、比較的ラクな姿勢で仕事できると思うんですけども、自宅の場合だと長時間座っていても疲れないイスがあるとは限りませんよね。普段食事で使っているようなイスで仕事していたりとか、フローリング上に座ってやっている方もいますので、どうしても姿勢が崩れてしまい、そのために先ほどお話しした目や身体の症状がでてしまうこともあります。

 

ほかには「目線」ですね。自分が座っている位置とPCの位置について、目線が上に行ってしまうようだと目が疲れてしまいます。目の自然な位置というのは「ちょっと下」を見るような感じになります。なので、モニターを目線より少し下に設置するというのも大切です。モニターの距離も大切です。近くなりすぎないように、だいたい40cm~50cmあたりに置くことで、目に優しい見え方になります。

 

「明るさ」も大事になってきます。これもオフィスの環境ですときちんと整えられていると思うんですけども、ご自宅ではあえて照明を暗くしているという人もいるかと思います。そうするとどうしてもモニターのほうが明るくなるので、目が疲れてしまうという症状を引き起こしてしまいます。

 

手元に書類か何かがあれば、その書類とモニターを見比べて、明るさが同じようになるように設定してあげる必要性があります。明るすぎず暗すぎずというような環境が必要です。

 

また、ドライアイを防ぐためには「空調」もすごく大事です。風が直接目に当たってしまうような環境ですと、どんなに頑張っても乾燥してしまいます。直接風が当たることのないような位置でお仕事するということも大切です。

 

あとは、自宅で継続してお仕事をする場合、他の方と喋ることがないのであっという間に1時間も2時間も経ってしまうと思うんですけども、1時間PCを見たら必ず10分間の休憩をいれるなどするようにお願いします。必ず目を休めてあげることが必要です。

 

ただし、目を休めてあげるとき、「休憩だからちょっとスマホをみようかな」なんてことはしないでくさい。目が休まりません。PC画面を見たあとに手元のスマホ画面、つまり「近く」を見てしまっているので、結局目が緊張から解放されないんです。休むときは目をつぶるだとか、ちょっと遠くを見るなどするようにお願いします。

 

 

そういった工夫をしても先ほど言ったような症状が続く場合は目薬などの治療が必要になってくるかもしれませんので、そういうときは眼科を受診するようお願いします。

 

【動画/スゴ腕ドクターが徹底解説! 長時間のテレワークで起きる恐い症状と予防法】

 

佐藤 香
アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長

アイケアクリニック 院長
アイケアクリニック銀座院 院長 

集中力を要する緻密な作業を得意とし、特に最先端の白内障レーザー手術において抜群の治療実績を誇る。そのほか、網膜硝子体や緑内障の手術も担当。
まぶたの手術やボトックス注射など、眼科医としての視点を活かした目周りの美容にも注力。また、校医を務めるなど、地元住民のかかりつけ医として地域医療にも貢献している。
日々のちょっとした悩み相談から高度な治療まで、総合的な目のケアー「トータルアイケア」の提供を目指す。
現在、注目の眼科女医として、テレビやラジオ、新聞、雑誌などさまざまなメディアに取り上げられている。

http://cataract.eye-care-clinic.jp/

著者紹介

連載「目の病気予防」から「目の美容」まで!スゴ腕ドクターが徹底解説

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