株式投資、FX、不動産投資など、さまざまな投資を自ら実践してきた医師が語る、不透明な時代を生き抜くためのお金の知識。本連載は、現役の医師で、大見医院院長の大見貴秀氏の書籍『失敗から学び続けた、資産家ドクターの投資術』(クロスメディア・パブリッシング)より一部を抜粋し、医師に最も適している資産形成法を教えます。※「医師×お金」の総特集。GGO For Doctorはコチラ

区分マンションを選ぶ2つのポイント

これから初めて不動産投資をする人にも区分マンションから始めることをおすすめします。では、どのような物件を選ぶべきか。私が相談した不動産会社の人はこんなことを言っていました。

 

「区分マンションを選ぶときは、2つのポイントが大事です。一つは、安定した賃貸需要が見込める立地条件のいい物件を選ぶこと。もう一つは、なるべく築年数の浅いマンションを選ぶことです」

 

安定した需要が見込めるとは、空室になることがなく常に居住者を確保できる、ということです。空室がないのは、その物件の立地条件がいいので住みたがる人が多いからです。

 

不動産投資は東京23区、新築、築浅を狙え。
不動産投資は東京23区、新築、築浅を狙え。

 

たとえば、駅に近くて通勤しやすい、周辺に病院やスーパーなどがそろっていて生活しやすいなど、多くの人がそこに住みたいと集まってくるエリアにある物件です。私が東京に物件を買ったのは、それが大きな理由でした。東京にはこれからも単身者が集まってくるので、23区内のワンルームマンションであれば安定した需要が見込まれるだろうと考えたのです。

 

また、同じワンルームマンションでも、中古よりは新築のほうが入居者を得やすいのは当然でしょう。ただし、中古でもリフォームすれば新築と同等の価値になることがありますから、入居者を確保できます。リフォームの費用はかかりますが、中古は新築よりも価格が低いので、中古を選ぶのも一つの選択肢なのです。

 

 

このようにいくつかの条件を考えると、これから不動産投資を始めようという人は、賃貸需要が最も見込める東京23区内の新築及び築浅のワンルームマンションに投資するのが安全だと思います。もちろん、東京以外でも需要が見込めるエリアはあるでしょう。東京のマンションよりは価格は低いはずですから、手が出しやすいかもしれません。

 

いずれにしても、物件の選択を間違えると失敗するので、物件選びがとても重要です。不動産会社の中には、実態とは異なる見栄えのいい数字を並べて勧誘するところがあるので、気をつけなければいけません。不動産投資について詳しく正確な情報と知識を持っている、信頼できるアドバイザーを見つけることが大切です。

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失敗から学び続けた、資産家ドクターの投資術

失敗から学び続けた、資産家ドクターの投資術

大見 貴秀[著] 植田 幸[監修]

クロスメディア・パブリッシング(インプレス)

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