稼いでも稼いでもお金が減る「年収1000万円の医師」の現実

「年収1000万円超え」は夢があるといえるのか

「医師=金がある」という考えは、長らく流布してきた。

 

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まず、医師になるまでに膨大な教育費がかかることは、「医師=金がある」というイメージを増長させる要因になっている。私立の医学部に進学した場合、6年間の学費は2000万円弱~5000万円弱に及ぶ。加え、医学部は留年がごく当たり前に起こりうる世界だ。1年在学期間が増えるたびに、数百万単位の出費が当然のように発生する。高所得者の親を持たない限り、まず叶えられない職業といっていい。

 

厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」(2018年)によると、医師の平均年収は約1200万円弱(病院勤務の場合)。医師の親を持つ子が医師になるのは然るべき理由があるということだ。事実、医学部予備校の関係者に話を聞くと「親の8割は医師」という声も多い。

 

平均的なサラリーマンの給与と比べはるかに高いその額に、羨ましさも覚えるかもしれない。しかし、2019年1月、厚生省が医師の残業時間の上限を年1900時間~2000時間(1ヵ月約166時間の残業、1日の残業は8.3時間)とする新制度の導入を提案するなど、給与に見合っているとは言い難い現状が問題視されている。

 

加えて勤務医の場合、複数の勤め先を持ち、いわゆる「アルバイト」をしていることが多い。勤務先を行き来して日々の忙しさに忙殺された結果、確定申告をし忘れペナルティが発生してしまうケースもある。気づかぬ間に増えたお金を気づかぬ間に減らす…なんとも悲しい話だ。

 

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