能力も人格も超一流に…「感性脳」の教育が天才を育てる理由

人間の脳は、機能的に「論理脳」と「感性脳」に分けて考えることができます。従来の教育は、表面的知性である「論理脳」のみを重視してきましたが、脳科学の飛躍的な進歩により、「感性脳」こそが人間を天才にするカギであることが分かりました。本連載では、25年前から幼児教育に取り組んでいる株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が、子どもに「学ぶことの楽しさ」を教える方法を解説します。本記事では、「感性脳」を発達させることの重要性について見ていきます。

天才とは「感性脳」を活用し、潜在能力を発揮した人

脳はその持っている機能から、「論理脳」と「感性脳」に分けることができます。

 

一般的に頭が良い人というと、理路整然として、論理的な志向ができる人というイメージが強く、論理脳が発達している人を思い浮かべますね。

 

しかし、むしろ「感性脳」の活用が、天才とそうではない人を分けていると言います。今回はそれをご説明させていただきます。

 

脳は、しばしば氷山にたとえられます。氷山は、通常は水面の上に出ている部分しか目に入りませんが、実際には水中に大部分を隠していますよね。

 

脳においては、この水面の上に出ている部分が、表面的知性である「論理脳」に、水中に隠されている部分が潜在能力である「感性脳」に当たるのです。

 

従来の教育は、この水面の上に出ている論理脳にばかり必死になり、水中に隠されている感性脳には目を向けてきませんでした。

 

しかし、脳の十年と呼ばれる90年代には脳科学が飛躍的に進歩し、たくさんのことが明らかになったのです。その中で、本当に能力を発揮することができる人は全脳を使っていると言われるようになりました。

 

今までは重要とされてこなかった、潜在能力である感性脳が、とんでもない力をはらんでいることがわかったのです。

全脳の発達は全人格的な人間性を育む

脳科学の研究の結果、ノーベル賞を受賞するようないわゆる「天才」と呼ばれる人々は、論理的な事柄であっても、感性脳を使って取り組んでいました。

 

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こうして、潜在能力である感性脳が、大きな注目を集めるようになったのです。論理脳と感性脳の両方、すなわち全脳を使えるということは、人間性におけるさまざまな分野での豊かな発達を意味します。

 

IQと呼ばれる知性はもとより、EQと呼ばれるやさしさや思いやり、SQと呼ばれる社会のルールを守ることができる能力が発達し、全人格的な人間性が育まれるのです。

 

全脳の活用で、人間性が豊かになる
全脳の活用で、人間性が豊かになる

感性脳を発達させ、思いやりのある優れた人間性を育む

イルカは感性脳を中心に使っていると言われています。イルカの群れを調査している研究者によると、仲間のエサを横取りしているイルカが見当たらないのだそうです。

 

右脳は、ともに生きようとする共生の脳です。自分と他者との間に境界線を作りません。

 

共生の脳を中心に使っているイルカは、隣のイルカがエサを食べると、自分が食べたのと同じような喜びを得ることができるのだそうです。

 

イルカの群れには、リーダーがいません。イルカは、個々で生きているのではなく、群れ全体が大きな一つの生命として生活しているのではないかと推察されています。

 

私もイルカと泳いだことがありますが、言いようのない優しさを感じるのは、共生脳が優しさそのものだからなのだと思います。

 

人間もまた、このような「ともに生きようとする本能」を感性脳の中に備えています。

 

人間は本来、強い思いやりを持つ優しい生き物なのです。争いが生じるのは、利き脳が左脳になってしまうことで、自己と他者の間に論理的な境界線が生まれてしまっているからなのです。

 

したがって感性脳の発達は、優れた人間性をも育みます。超一流の人物は、人格的にも優れている方が多いような気がしますよね。

 

ソクラテスさんの時代のギリシャで「道徳をいかに教えるべきか」という論争があった時、道徳は教えるものではなく、本来持っている“善なる心”を思い起こさせてあげることだ、という結論になったそうです。

 

私たちも全脳を開発することによって、子ども達本来の”徳の心”を引き出すお手伝いができたらと願っています。

 

そして、コペルで教育を受けた子どもたちが、全人格的な人間性を発達させ、世のため人のために、力を発揮できる姿に成長してくれることを祈っております。

 

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株式会社コペル 代表取締役
福岡大学 人間関係論 非常勤講師
一般社団法人徳育学会 会長
日本メンタルヘルス協会公認カウンセラー 

1963年、福岡県生まれ。
日本アイ・ビー・エム株式会社を経て、現在、子どもの瞳を輝かせ続ける徳育教室コペルの代表として心の教育を志し、様々な研究に取り組み続けている。
全国各地で、子育てセミナーや子どもの潜在能力を引き出すための講演活動を通じて、たくさんの親子にアドバイスを行う。
良好な親子関係を構築するファミリーダイアログなど、多様なオリジナルプログラムを開発実施して活躍している。
著書に『偉人を育てた母の言葉』(致知出版社)、『あなたの言葉で子どもは育つ』(プレジデント社)、『きみの可能性は無限大』(少年写真新聞社)がある。

著者紹介

連載子どもの可能性は無限大!幼児教育のプロが教える「育脳」の進め方

本連載は、株式会社コペルが運営するウェブサイト「コペル」の記事を転載・再編集したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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