子供が自分から進んで勉強してくれない、言わないと勉強しようとしない…。そんな悩みを抱える方は少なくありません。今回は、25年前から幼児教育に取り組んでいる株式会社コペル・代表取締役の大坪信之氏が、子どもを自主的に勉強させる方法について解説します。

なぜ、今「児童発達支援事業」が求められているのか…
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「勉強しなさい」と言わないことが吉となる?

保護者が口うるさく「勉強しなさい!」と言わなくても勉強ができる子ども達。その秘密とは何なのでしょうか?

 

朝日大学の中畑千弘教授は、勉強ができる子とできない子の差は10歳までの生活習慣にあるといいます。勉強ができる子のお母さんたちにインタビューしたところ、子どもに「勉強しなさい」と言わない人が多いことがわかってきたそうです。

 

中畑教授によると、その秘密は、10歳までに机に向かって5分でも10分でも何かをするという習慣を身に付けることなのだそうです。机に向かって長時間勉強することは、子どもにとっては最初は苦しいものです。それを和らげてくれるのが習慣の力なのですね。また、習慣ができるまでは保護者も一緒に頑張ることが大切なのだとか。

 

親の「勉強しなさい」に意味はあるのか?
親の「勉強しなさい」に意味はあるのか?

 

子どもの習慣づくりの第一歩は、決められた時間に起きて、寝て、ごはんを食べるという規則正しい生活を送ることから始まります。それができるようになると、ある時間になると何かをするということを繰り返すのです。

 

最初は1分でも2分でも構いません。また、難しいことをやらせる必要はありません。積み木でもぬりえでも、子どもが楽しくできることならなんでもいいのです。それから徐々に学習の要素を取り入れていくことが、学習の習慣づくりの近道です。

「成功する人」が身に付けている習慣とは?

『7つの習慣』は、世界で1500万部以上も発売されている世界的ベストセラーであるビジネス書です。日本では1996年に発売され、100万部を超える異例のベストセラーとなりました。

 

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この本の著者、アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士。コヴィー博士は「人生において成功するための土台は人格にある」という考えのもと、リーダーシップを発揮し、素晴らしい人生を送ったさまざまな分野の人物たちが、どのような考え方や習慣を身につけていたのかを研究しました。そして、その研究結果を以下の7つにまとめました。

 

ジャンルとしてはビジネス書ですが、子どもたちの人間力を育てるためにも役立つ内容と思われますので、簡単にご紹介します。

 

第一の習慣:主体性を発揮する

自分が選択するということです。例えば、どんなことでも人のせいにするのではなく自分自身の問題として考えるという意味です。

 

第二の習慣:目的を持って始める

自分なりの考え方をしっかり持って、例えば、将来のなりたい自分のために学校がどんな意味を持つのかを考えるという意味です。

 

第三の習慣:自己管理の原則

一番大切なことを優先するということです。自分にとって大事なことを理解してやるべきことの優先順位を、考えられるようになるという意味です。

 

第四の習慣:WinWinを考える

Win-Winとは双方どちらも勝つような解決策を見つけるということです。相手に対する思いやりと自己を主張する勇気をあわせ持つという意味です。

 

第五の習慣:理解してから理解される

まず相手を理解してから次に理解されるということです。聴く力を身につけて、気持ちの良いコミュニケーションができるようになるという意味です。

 

第六の習慣:相乗効果を発揮する

よりよい答えを出すことを目指すということです。周りと協力しあうことで、一人の力よりも大きな力を生み出せるようになるという意味です。

 

第七の習慣:刃を研ぐ

自分を磨くということです。バランスよく自分を高め続け、自分自身に誇りを持つような習慣を身に付けるという意味です。

 

今からでも始められそうな心がけばかりですね! ぜひとも子どもたちとともに話し合ってみてください。

 

 

大坪 信之

株式会社コペル 代表取締役

 

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    本連載は、株式会社コペルが運営するウェブサイト「コペル」の記事を転載・再編集したものです。最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

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