子どものために良かれと思ってやったことが…
親も人間ですので、どんなに気を付けていてもミスをしない方はいませんよね。
でも、もっと怖いのが、良かれと思ってやったことが子どもの未来を(悪いほうに)変えてしまうことです。
我が子の人生を棒に振らせないためにも、下記の避けるべき行為7つをしっかり覚えておいてください。
①リスクから隔離する
我が子を守りたいと思うのは至極当然のことですが、通常の失敗や痛み(仲たがいや擦り傷)は経験させなければなりません。
さもないと、恐怖症、傲慢な態度、低い自尊心のいずれか(または全て)になる可能性があります。
②手を出しすぎる
自ら問題を解決させないのは問題です。
子どもがかわいいのはグッとこらえ、ときには我が子をじっと見守りましょう。

③褒めすぎ
自尊心の低い子どもの場合、褒めすぎはかえって逆効果になることがあります。
さらに、「全員横並び」的な発想をしたり、子どもの悪い態度を改めないでいると、ずる賢くて困難に立ち向かえない子どもになってしまうこともありえます。
褒めることは重要ですが、褒めるのであれば具体的に、能力よりも努力を褒めましょう。
④甘やかし
特に子どもが複数いる親は、何かいいことをした報酬として、何でも欲しいものをあげてしまいがちです。
ところが、片方だけに報酬をあげるともう一方に対して不公平なのではないかと感じてしまいます。
そのような考え方は現実的ではないばかりか、「成功は自分の行動と善行にかかっている」ことを教える機会を失ってしまうことになります。
子どもは親を「模範」としている
⑤自らの挫折経験を語らない
自分が経験したミスや不安について語ることで、子どもは「失敗しても大丈夫」という姿勢を身につけることができます。
これにより我が子の「やり抜く力」を鍛えることができます。
⑥知能や才能を成熟と誤解する
賢い子どもは大人っぽく見えますが、実際はそうではありません。
彼らは感情的にも肉体的にも、まだ十分に成熟してはいないのです。しっかり子どもに必要な愛を注ぎましょう。
➆模範になっていない
自身はできていないことを、子どもにしつけようとしていませんか?
子どもは驚くほど親のことを見ています。
親はテレビをたくさん見ているのに子どもは見てはいけない、親は食事を残しているのに子どもには全部食べなさい、など矛盾したしつけは逆効果になることすらあります。
以上、「そんなの常識」と思うかもしれませんが、ともすると短期的な見方をしてしまうのが子育てというものですよね。
ここで紹介した7点を意識して、長い目で子育てに取り組んでください。